高校選手権岡山大会2回戦


連休を利用して選手権岡山大会予選を見に行きました。


大安寺高校会場第1試合です。


2回戦、岡山学芸館高校と岡山大安寺高校の対戦。両チームとも1回戦シードで今日が初戦です。


岡山学芸館は現在中国プリンスリーグ2部に所属している学校、岡山大安寺は本校開催。いわば練習しなれているいわばホームゲームです。


試合は前半開始直後に学芸館が大安寺ゴール前に攻め込んだものの決定機をものにできず。


落ち着いてきた大安寺が優勢に立ちます。特にトップの9番の選手はブラジル系の日系人が留学生で、体格・突破力・ボールキープ力に優れ学芸館ゴール前に攻め込みます。


 


 


 



大安寺は守る方でも中盤を厚くし、学芸館のボールが中盤の真ん中よりに集まると選手が密集してパスカットなどでボールを奪う作戦が的中し、学芸館はラインが下がり、またディフェンダー同士で横パスをつなぐだけでなかなか前線にアタックができなくなります。


監督からも何度となく指示が出ていたのだが、状況が改善できず前半の時間が経過していきます。



すると、学芸館は前半25分すぎにセンターバックとボランチ1枚を早々と交代。


14番と15番の選手を投入します。


特にボランチの14番の選手が中盤で落ち着いてパスを受け渡しすることで、右サイドの11番の選手や22番の選手の動きも良くなり、学芸館の攻撃に幅がでてきます。


そして、前半29分に味方のゴールキックを受けた8番がそのままドリブルでペナルティエリアに切り込みシュートを決め1点を先制。


勢いづいた学芸館は31分にもヘディングで2点目を奪います。


前半はこのまま2−0で終了します。



後半に入り、大安寺は選手交代をしながら挽回をはかりますが、後半も学芸館のペースは変わりません。


大安寺は前半の欄でも書いたがディフェンスラインがかなり高く位置しているので、写真のようにゴールキーパーがペナルティーエリアの端あたりまで上がって守備をしていました。これは別に間違っていないと思うのですが、学芸館が意識的に大安寺のディフェンスラインの裏を縦パスで狙ったり、浮き球シュートやミドルシュートを多用することで大安寺のディフェンスを攻略しました。



学芸館は後半11分にコーナーから、33分には10番の選手のミドルシュートが決まり4−0。


大安寺は守備に労力が割かれ、前半活躍していた9番の選手も前線で孤立しなかなか決定的な動きをすることができませんでした。


大安寺高校は今回の大会、3年生が引退して1・2年生のみで参加。来春の総体予選等まだまだ今回のリベンジをする機会はあります。スタイルは間違っていないと思うので、あとは試合時間動ける体力をつけてスタイルに磨きをかけて下さい。あと、9番の選手をもっと生かせる方法を身につけると上位校とも充分戦える伸びしろはあると思います。学業との両立は大変だと思いますが、しっかりと頑張って下さい。


学芸館はこのあと勝ち上がれば、準々決勝でシード校の玉野光南、準決勝では作陽と当たるなど激戦ブロックですが、ぜひ全国大会目指して頑張ってください。期待しています。


※ 学校紹介(資料はHPより抜粋)


岡山学芸館高校


1960年創立の私立校。英語科・普通科を持ち、特に英語科はSELHi(スーパーイングリッシュランゲージ)に指定されている。野球部も選抜出場経験あり。強化部員でも多くが進学コースに属し、文武両道を目指す。来春付属中学校開校。


岡山大安寺高校


1963年創立の県立校。岡山市などを学区とする普通科進学校の1つ。5時に下校する環境の中で各部活動が行われる。来春より中等教育学校として様変わり。中学校1年生が入学し、6年制の学校になる。


 

































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