ディフェンスの基本を考える
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とめさん
2015年04月26日 21:43 visibility1207
サッカーの本質とは、「ゴールを奪う」ことと「ボールを奪う」ことは、度々この日記でも記述してきました。その中でボールを奪うディフェンスについてお話したいと思います。
ディフェンスの本質はボールを奪うことで、そのディフェンスの基本はインターセプトです。
インターセプトとは、相手のパスをマーク相手などに渡る前に奪うことはご存知と思います。
これがディフェンスの基本です。
しかし、インターセプトはそんなに簡単に出来ません。味方と協力して行う必要があります。その為に、ワンサイドカットやディレイといった守備の技術があります。またワンサイドカットもディレイも相手に寄せた(チャレンジ)状態であり、これだけしていてもインターセプトを成功させるには至りません。
では、ディフェンスの基本であるインターセプトを成功させるために大切なのが、「チャレンジ&カバー」です。このチャレンジ&カバーがディフェンスの「核」となります。
誤解を恐れず言えば、このチャレンジ&カバーさえ理解でき実践できれば、失点することはないと言ってもいいくらいです。
これは2vs2であろうが、4vs2であろうが、6vs6であろうが、ディフェンスをする場合に必ず意識してそれを実践する必要があり、この為ディフェンスはセオリーやディシプリンを忠実に行うことを求められます。
チャレンジ&カバーとは、とてもシンプルです。
必ず1人はボールホルダーにチャレンジし、その周囲の選手はチャレンジした選手がかわされた後のカバーを意識します。これは皆さんも分かって頂けるでしょう。
では、それを分かっていてもなぜ相手にかわされてしまうのでしょう?
問題は2つあります。
1つは、始めにチャレンジに行った人のカバーの意識の不足、切替の悪さです。
チャレンジ&カバーとは、多くはマーク相手がボールを保持していれば「チャレンジ」して、そうでなければ「カバー」するポジションを取ると言うことです。しかし1度マーク相手からボールが他選手に「出された」瞬間にカバーするポジションに移動し、カバーのポジションの選手が次のボールホルダーにチャレンジしなければいけません。しかし往々にして出されたパスを目で追い、ボールウォッチャーになる選手を目にします。そうなると「チャレンジ&カバー」の状態を常に作らなければいけないのに、「チャレンジ&チャレンジ」となり、簡単に自分達の背後へ相手とボールが侵入することを許してしまいます。
2つめは、相手にかわされるのはドリブルだけではないと言うことです。
カバーリングというと、味方がドリブルでかわされた時に、すぐチャレンジできる事がカバーリングと思っている選手も多いことも事実です。
オフェンスがディフェンスをかわす手段として、ドリブルとパスがあることを頭だけでなく身体も知っておく必要があります。そうしないと、ドリブル突破には対応できるカバーリングはできても、ワンツーパスに対応したカバーリングはできません。どちらにも対応できるカバーリングのポジションを取ることで、インターセプトのタイミングを増やすことができます。
更に、1番難しいのが、これを常に意識して継続すると言う事です。
チャレンジ&カバーはとてもシンプルですが、ボールを失っている間全ての選手がそれを意識していないと、必ずどこかに「ほころび」が生まれます。試合時間が経てば疲労し集中力も欠けてきます。対戦相手の力量によってもそれが難しくなる場合もあります。
しかしいかなる時も、チャレンジ&カバーの意識を継続しなければ、簡単に失点してしまいます。
このチャレンジ&カバーの意識が上がる事で、インターセプトも向上し、ワンサイドカットやディレイと言ったプレーも意図のあるプレーができ、それにより一層のインターセプトのタイミングも増えてきます。
言葉で表すと簡単ですが、「チャレンジ&カバー」の意識をまず自分自身に植え付けましょう。そうすることで、自然と周りを見ることが必要となり、自分の背後が気になるでしょう。
そうなれば、広い視野で今どこをカバーすべきか、今自分がチャレンジすべきかいい判断ができるようになると思います。
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- 事務局に通報しました。
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