サッカーは「簡単」なプレーほど難しい


私もサッカーを始め35年が経ちます。

その間、色々な指導者に巡り会いました。タイトルに書いた言葉は、中学時代の指導者から教わったものです。


簡単なプレーとは、単に「easy」なプレーと言う事ではなく、「simple」なプレーと言う事です。

例えばボールコントロールを考えた時、「easy」に考えれば3タッチ、4タッチとたくさんボールに触ればいつかはコントロールできます。これを「simple」に考えると1タッチコントロールとなります。またパスも同じです。「simple」に考えるとダイレクトパスとなります。

シュートも同じですし、ボールを奪う事も「simple」に考えればインターセプトとなります。

1vs1の局面で「simple」に考えるとドリブル突破ですし、1vs2の局面ではパスとなるでしょう。またゴール前ではシュートですし、もっと「simple」に考えるとダイレクトシュートです。


私はドリブルが大好きでした。マラドーナに憧れ空き缶や小学校の遊具を利用して1人でドリブル練習をしたものです。自分に2人マークが来てもドリブルにこだわっていましたし、それについて指導者から注意を受けたこともありませんでした。

そんな自分が、ドリブルを止めたと言う事ではなく、サッカーを「simple」に考えるようになったきっかけが、「簡単なプレーほど難しい」という言葉でした。


サッカーを「simple」に捉えれば、


 ボールタッチは1タッチ

 ボールを奪ったらシュート

 ボールを失ったらインターセプト

 パスは縦へ

 フリーランニングはゴールへ向かって

 1vs1はドリブル突破


どれも今の私にとっても難しいプレーばっかりです。

しかしそれから逃げれば、ボールタッチは増え、シュートは狙わず、インターセプトも考えず、横パスばっかり出して、スペースへは走らず、1vs1でもパスを選択するでしょう。

こんなチーム身近に思い当たりますね(笑)


サッカーはシンプルです!

サッカーを難しくしているのは、何なんでしょう?

この呪縛を解くには、どうしたらいいんでしょうか?


「easy」と「simple」をもう一度考えてみたいと思います。


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