俺から見たマンチェスター・シティ対リヨン
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ゆーすけ
2020年08月18日 20:17 visibility209
チャンピオンズリーグ、準々決勝マンチェスター・シティ対リヨンです。
前半
シティは3-4-3(3-5-2?)、リヨンは5-3-2で臨みました。
2分、左のワイドでカンセロがボールを受けてタメてからニアへスルーパス。スターリングが抜け出し、マイナスのクロス。わずかに合いません。
序盤は、シティがボールをキープし、リヨンが守備ブロックを作って待ち構える展開。
9分、リヨンのコーナーキック。一度ははね返されませが、マルシャルが拾ってシュート。エデルソンがキャッチします。
15分くらいからリヨンが盛り返し始めます。
23分、左サイドからマルシャルがDFラインの裏へフィード。トコ・エカンピが抜け出します。しかし、エリック・ガルシアが追いつきスライディングでカット。こぼれ球をコルネがダイレクトでニアへ絶妙のコントロールシュート。
一瞬の隙を突きリヨンが先制します。
30分、左サイドからカンセロが縦に仕掛けてクロス。ギュンドアンがボレーシュートも、ロペスが飛び出してシュートコースを狭めてからのセーブ。
38分、左サイドの角度のないところからデ・ブライネのフリーキック。直接狙いますがロペスがセーブ。
42分、中央でジェズスが楔を受けて右のスターリングへ。スターリングはキックフェイントでDFをかわしてマイナスのクロス。ロドリがダイレクトシュートもロペスが正面でセーブ。
45分、右中央でボールを受けたデ・ブライネが右足のアウトサイドでファーへクロス。スターリングがトラップからシュートもマルシャルがスライディングブロック。
リヨンが1点をリードして折り返します。
後半
前半同様シティがボールキープするもリヨンは縦パスに激しくプレスをかけて崩させません。
56分、シティはマフレズを投入して4-3-3にシステムを変更。リヨンもすぐさま5-4-1に変更して対応し始めます。
59分、左中央25~30mぐらいの位置からデ・ブライネがフリーキック。直接ゴールを狙いますがロペスがセーブ。
65分、先ほどよりも5mぐらい近くなった位置からデ・ブライネのフリーキック。ファーサイドの上を狙いますが枠の上に外します。
68分、マフレズが左サイドでボールを受けて前方へフィード。スターリングが抜け出してマイナスのクロス。デ・ブライネがDFの体のわずかに外を抜くようにファーサイドに蹴り込みます。
シティが同点に追いつきます。
徐々に両チームの運動量が落ち、スペースが空き始めます。
72分、左サイドからジェズスがカットインしてニアへシュート。ロペスがセーブします。
75分、左サイドでスターリングがタメてファーサイドへ流れたジェズスにクロス。ジェズスはボレーシュートを試みますが当て損ねて枠の右に外します。ジェズスの動き、スターリングの判断はとてもよかったけどもったいない。
78分、ラポルテの楔のパスをカケレがカットし、中央のオーアルへ。オーアルはスルーパス。オフサイドポジションにいたトコ・エカンピは一瞬動くもスルー。2列目から飛び出したデンベレが走り込みエデルソンと1対1になり、股抜きシュート。
VARでデンベレが鵺出した際にラポルテと交錯して、ラポルテが倒れましたがノーファール。得点が認められリヨンが2-1と勝ち越します。この1点でリヨンのコンパクトな守備が復活します。
85分、右サイドでデ・ブライネが縦パス。コルネがカットするも中央にこぼれ、ジェズスが拾って縦に突破しクロス。ファーサイドでフリーになっていたスターリングがシュートも当てそこない枠の上に外します。
押し込めばよかっただけに、スターリングは痛恨のミス。
86分、ロペスの大きなフィードから混戦になり、アデレードがボールを拾い速攻。ドリブルで持ち上がり左のオーアルにパス。オーアルはファーサイドへシュート。エデルソンがファンブルし、すかさずデンベレがつめます。
リヨンが試合を決める3点目を奪います。
終盤シティが猛攻を仕掛けますが、リヨンは得点を許さず3-1で勝利しました。
気になったプレーヤー
マンチェスター・シティ
#17デ・ブライネ
攻撃の中心になったが、リヨンの守備を崩すまでには至らず。
#7スターリング
選手としては見るたびに成長を感じるが、この試合では運がなかった。ちょっとかわいそう。
#50エリック・ガルシア
19歳のCB、これからの成長が楽しみだがシティとの契約延長交渉が難航しているらしい。バルサのカンテラ出身なので、バルサに戻ってこないかな。
リヨン
#9デンベレ
この試合で運を持っていた男。抜け目のないストライカーが本領を発揮した感じです。
総括
マンチェスター・シティ
そこまでよく見ているわけではないけれど、パス回しに時間がかかった印象。リヨンの守備ブロックが良く崩しきれなかったともいえる。サイドを崩して中央にスペースを作りたかったが、5バックでサイドを埋められて上手く機能させることができなかった。
リヨン
初めて試合を見たが、監督のルディ・ガルシアはポゼッション志向の監督だったはずなので、シティ対策をしっかりして結果が出たのだと思う。5バックで両サイドのスペースを埋めてシティの攻撃を受け止め、機をうかがいカウンターや速攻で1点を奪いに行くプランが上手くいった。普段とは違う戦術を選手に遂行させ完璧に執行させた手腕は素晴らしい。バイエルンとの準決勝も楽しみにしたいと思います。
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