俺から見たバルセロナ対セビージャ

リーガ・エスパニョーラ第10節、バルセロナ対セビージャです。

 

バルサは、怪我が心配されたヤマルは先発出場、ファティも今シーズン初先発です。

 

前半

序盤からバルサがボールを保持して、徐々にセビージャを押し込んでいきます。セビージャはバルサのプレスを回避すべく、前線右サイドのルケバキオにボールをフィードします。

 

8分。セビージャのカンター。自陣中央でボールを奪いすぐさま右のルケバキオに展開。ルケバキオはドリブルで独走しカットイン。カバーに入ったイニゴ・マルティネスをかわしてシュート。枠の左へ外します。

 

16分、右サイドで受けたヤマルが右ハーフスペース後方のクンデに戻します。その間にラフィーニャがポケットを狙って走り出します。クンデはその動きに合わせてダイレクトスルーパス。ラフィーニャはマイナスのクロス。ニアへ走り込んだファティがダイレクトシュートも枠の右。

 

18分、左サイドからエジュケがドリブルで持ち上がり、対面のクンデ、追いかけてきたラフィーニャ、カバーに入ったカサードをスルスルとカットインで抜き去り中央へスルーパス。中央に走り込んだロメロに対し、左サイドからカバーに入ったバルデがカットしサイドへ。しかし、ロメロが奪い返して左サイドからマイナスクロス。ルケバキオが受けてシュートもカサードがブロック。

 

21分、ラフィーニャがペナルティエリアでボールを受けます。後方からジェラール・フェルナンデスが慌てて後方から寄せて倒します。主審の判定はP.K.レバンドフスキが独特のステップからゴール左下へ決めます。

 

バルサが先制します。

 

27分、バルサのカンター。自陣左サイドでペドリが相手のボールをプッシュしてカット。こぼれ球をラフィーニャが拾って中央のレバンドフスキにパス。レバンドフスキは右サイドへ展開。ヤマルが受けてペナルティエリアに進入してマイナスクロス。走り込んだタイミングが合わなかったクンデがスルーし、中央に走り込んだペドリがミドルシュート。ニーランが触りますがゴール。

 

バルサが2-0とリードを広げます。

 

35分、バルサのカウンター。右サイドの深い位置からクバルシがクリア気味のフィードを。ヤマルが右にいたラフィーニャに落とします。ラフィーニャはトラップからドリブルで持ち上がり中央のヤマルにパス。ヤマルは前方のレバンドフスキの動きに合わせてスルーパス。レバンドフスキはトラップからシュートもニーランがファインセーブ。こぼれ球にヤマルが反応しますが、蹴り損ねて枠の左に外します。

 

38分、バルサの左コーナーキック。ニーランがパンチングしてこぼれたボールをラフィーニャがダイレクトミドルシュート。ゴール前でポジションを取り直していたレバンドフスキがコースを変えてゴール。

 

バルサが3-0とします。

 

41分、ファティが中央でくさびを受けて右前方のレバンドフスキにパスしてゴール前に走り出します。レバンドフスキはさらに右にいたラフィーニャにパス。ラフィーニャはダイレクトでスルーパス。ファティがDFの裏を取って抜け出し、追いかけてきたDFに対して粘って中央へパス。走り込んだカサードがシュートを放ちますがDFがブロック。

 

45分、左サイドでボールの奪い合いを制したバルサは中央のラフィーニャに展開。ラフィーニャは右のヤマルにスルーパス。走り込んだヤマルはシュートを放ちますが当て損ねて枠の右に外します。

 

前半は3-0とリードして折り返します。

 

後半

46分、コーナーキックのこぼれ球を左ハーフスペースで拾ったヤマルが左足アウトサイドでミドルシュート。ゴール右上隅に飛んだボールをニーランがスーパーセーブ。

 

48分、バルサのカウンター。クンデのクリアボールを自陣右サイドで拾ったヤマルが前線に走り込むラフィーニャにフィード。ラフィーニャが抜け出しGKと1対1になり豪快なシュートを決めます。しかし、ラフィーニャはオフサイドでした。

 

50分、右サイドをラフィーニャとヤマルで崩してヤマルがゴールライン際まで進入して後方のラフィーニャにパス。ラフィーニャはトラップからシュートも枠の左に外します。

 

53分、セビージャは左サイドを崩してロメロがシュート。クバルシがブロック。

 

60分、中盤にスペースが空き始めます。

 

71分、右サイドのヤマルが戻したボールをペドリがぴたりと止めてピンポイントクロス。中央に走り込んだファティがダイビングヘッド。ニーランの正面に飛びキャッチされます。

 

同じく71分、セビージャの速攻。自陣から右へのフィード。ルケバキオが抜け出して独走し中に持ち出してニアへシュートを決めます。しかし、ルケバキオはオフサイドでノーゴール。

 

81分、セビージャ陣内でのスローイン。バルサは素早くプレスをかけてボールを奪い左サイドから中央のパブロ・トーレ、ペドリと展開。ペドリは右サイドを上がってきたクンデにパス。クンデは縦にドリブルをしてDFの間を狙ってマイナスクロス。パブロ・トーレがダイレクトシュート。目の前のマルコンに当たり、バドの股を抜けてゴール左に決まります。

 

バルサが4-0とします。

 

85分、クバルシが右のフェルミン・ロペスにロングスルーパス。フェルミン・ロペスは中を確認してDFとGKの間にクロス。走り込んだパウ・ビクトルがシュートもニーランがファインセーブ。こぼれ球を拾ったバルサは左へとつなぎ、バルデが角度のないところからシュートも枠の左。

 

86分、自陣ペナルティエリアから左サイドへ大きなフィード。イドゥンボが抜け出し、追いかけてきたクバルシに対して中に持ち出してかわしてシュート。ゴール左へ流し込みます。

 

セビージャが1点を返します。

 

88分、バルサは左サイドからのフリーキック。パブロ・トーレがDFとGKの間にクロス。走り込んだイニゴ・マルティネスがヘッド得合わせようとしますが当てられず、ボールはそのまま右サイドネットに吸い込まれます。

 

バルサが5-1としてタイムアップ。バルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#10ファティ

やっと先発復帰。ライン間で受けるのはそれほど得意ではないものの、自慢の嗅覚(得点のにおい)が戻りつつある。左サイドの高い位置はバルデがいるので、今のポジションでフィットしてくれば戦力に数えていいが、守備時の強度は少々物足りない。

 

#19ヤマル

怪我しないか心配しながら見ていたが、攻撃の起点として活躍。

 

#11ラフィーニャ

試合を観るたびに無尽蔵ともいえるスタミナに驚かされる。ロングスプリント、DFラインまで戻ってカバー等、一人二役以上の活躍。ガビはお手本にしていい存在と言える。

 

#9レバンドフスキ

ゴール前の嗅覚は流石。FWの見本です。

 

#6ガビ

11か月ぶりにピッチに戻ってきた。まずはコンディションを上げていくことと怪我をしないことが重要。

 

#16フェルミン・ロペス

こちらも怪我から復帰。こちらも同様。

 

#13ペーニャ

押し込んでいる展開なのでミスが目立たないが、現在の様子では強豪相手に接戦になった時に厳しい。1回はオフサイド、もう1回は失点という危険なシーンがあったが、1回くらいは防がないとバルサのGKを務めるには物足りない。また、DFラインの裏に出たボールの処理も心もとない。実力というよりは自信を喪失しているように見える。

 

#2クバルシ

カウンターを食らい、自陣に戻りながらの守備に課題を残す。現状、相手を押し込んでいる時間が長いのでその時は問題ないのだが、鋭いカウンターを仕掛けてくるレアル・マドリード相手だったら裏を狙われそう。早めに対策を練りたい。

 

セビージャ

#11ルケバキオ

セビージャ唯一の攻撃の起点。ここを抑えられると厳しい。

 

総括

バルセロナ

ほぼベストメンバーでスタメンを組み、完勝。途中からヤマル、レバンドフスキ。ペドリなどを休ませる余裕もあり盤石の試合運びだった。また、フェルミン・ロペス、ガビが帰ってきて、ダニ・オルモ、デ・ヨングもベンチ入り。中盤が厚くなったことは朗報。あとはけが人を出さず、チーム力を落とさないように戦えるようになれば完璧。またヤマルだけは特に大切に起用したい。

 

セビージャ

バルサになす術なく敗れた印象。ボールの奪いどころ、攻撃のパターンをもっと確立していかないと厳しい。

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