
決めるが勝ち
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七ツマル
2011年07月18日 20:03 visibility61
やっと勝った!
やっと結果を得ることができた!
序盤に良い流れの中、得点を重ねる。
後半、相手の流れになりかけたところを耐え凌ぐ。
そして、カウンターからダメ押しの3点目!
できすぎなぐらい理想的な展開での勝利☆
特に、これまで獲れなかった3点目を獲れたのが大きい。
アレで試合を決められたし、選手たちの自信も取り戻せたでしょ♪
選手、監督が言っているとおり、これまでも内容が悪かったわけではなかった。
仙台戦で、大きく内容が向上したわけではない。
違ったのは、チャンスに決められるかどうか。
『決めるべきところを決めていければ、勝利につながる。
決めるべきところで決められなければ、厳しい展開になる。
やはり得点するということは、非常にいいことではないかと思います。』
とは、オリヴェイラ監督のコメント。
誰もが分かっている当たり前のことなんだけど。
でも、決めきれるかどうかというのは、とても重要で、究極の課題。
決めようと思えば、すぐに決められるものでもない。
決めるためには、とにかくゴールを狙い続けるしかない。
この試合では、しっかりと得点を決められたことが、何より大事なポイント。
これまで、見放されつつあったゴール運。
それを呼び込んだのは、増田誓志の先制点だと思う。
13分のCKのチャンスに、フェリペがせって流れたボールを、ファーサイドに走りこんで、頭できっちり押し込む。
『本来、こぼれ球を狙う位置にいなくてはいけないが、感覚的に前へ走ったらボールが来て決めることができた。自然に体が動いた感じ。』
と、ゴールを振り返ってのコメント。
確かに、このCKの場面で、ニアで受けようとしたり、いつもとは違うおもしろい動きを繰り返していた。
直観的な動きからゴールをおとしいれる増田の得点感覚の素晴さ☆
これがきっかけで、その得点感覚を自分のモノにしてほしい。
そして、先制点の直後の18分、試合展開を楽にした野沢のゴール!
ロングボールから、興梠、田代と頭でつないで、野沢が中央を抜けだし、GKの動きを見極めた丁寧なシュートで追加点☆
しかし、2点どまりなら、これまでの試合と変わらなかったかもしれない。
この試合が違ったのは、これまで獲れなかった試合を決める待望の3点目を獲れたこと!
69分、田代がピッチ中央で縦パスを受け、興梠へ叩き、カウンターを発動。
再び田代が、ペナルティエリアで興梠からのリターンパスを受けると、フェイントでDF2人をかわし、GKの動きを見極めた丁寧なシュートをゴールに流し込んだ。
ストライカーらしいゴール前での落ち着いた田代の仕事ぶりは、頼もしさを感じさせるほど。
柳沢を押しのけてレギュラーを奪ったころの、得点力を取り戻してくれた!
このカウンターの3点目含め、鹿島の得点はいずれも相手を崩しきったようなものではない。
セットプレーや、縦パスからのシンプルな攻撃が実ったもの。
必要以上にこねくり回して、丁寧に相手を崩そうとしなくても良いんだよ。
まずは、シンプルにゴールを狙う!
それが止められたら、また組み立てなおせば良い。
そのシンプルな攻撃がうまく実ったのが、この試合の勝因。
得点を効率的に奪えたことが、より流れを良くしていた。
ボールが良いリズムで回り、縦へ、サイドへと展開されていく。
何と言っても、サポートの距離、角度が良かった。
相手に寄せられても、サポートが入って、ボールを回し続けられる。
ゴール前の攻撃も、クリアボールを拾って、2次攻撃、3次攻撃と波状攻撃を繰り広げる。
運動量で圧倒したわけではないが、効率的、効果的な動きでペースを握っていた感じ。
何と言っても、大きかったのは小笠原の復調。
判断も素早く、適所に顔を出し、ボールを散らす。
守備でもしっかり体を張り、機を見て前線に駆け上がり攻撃参加をしかける。
名古屋戦に続いて、良いパフォーマンスを魅せてくれた。
正直言うと、パフォーマンスが戻ることなく、終わってしまうのかと思っていた。
だから、連戦の中で、好パフォーマンスを続けてくれたのは、驚きであり、大きな喜び☆
インテリジェンス、フィジカル、テクニックともに良いコンディションを取り戻してくれたのが、凄く嬉しい!
もちろん、勝負は相手があってのこと。
これまでと内容が大きく変わらなくても勝てたのは、仙台の攻撃力不足に助けられた面もあるかもしれない。
後半、相手に流れが行きかけていたときに、1点差に詰められていたら、勝負は判らなかったかもしれない。
相手にさらに押し込まれ、運動量が足りなくなり、追いつかれたかもしれない。
鹿島の内容としても、手放しで喜べるほど、完璧だったわけでもない。
『前半のうちに、3点、4点を獲るチャンスがあったわけで、そこを詰めて獲っていれば、もう少し落ち着いた試合運びができていました。』
という、オリヴェイラ監督のコメントのとおり。
一番気がかりだったのが、興梠の動き。
コンディションが上がらない感じで、動きが重く、ボールへの反応が鈍かったり、攻め上がれなかったりした場面も。
これまでの試合では、シュートを撃つ場面が何度かあったのに、この試合ではシュート0に終わったことが、その出来を物語っている。
(本音を言えば、3点目は、フリーで抜け出した興梠自身がそのままシュートまでいってほしかった。)
それでも、これまで結果を出せなかった分、ようやくここで結果を出せたのは大きい。
『続けていくことが大事。3点獲れたことと、0で抑えられたことで、やってきたことは間違いじゃなかった。自信になる。』
という、増田のコメントのとおり。
これで、勝負強さ、勝ち運を獲り戻すことができれば!
まずは、この勝利に、満足することも、油断することもせず、次の勝利に全力を尽くすのみ。
一喜一憂なんてしたくない。
勝ち続けて、喜びだけを積み重ねていこう!
今季序盤の主役だった仙台、柏を連破していこう!
彼らの勝ち運、勢いを奪い獲り、鹿島が主役へと躍り出ていくために!
全力を尽くして、何が何でも柏に勝つぞ!!!
- 事務局に通報しました。
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