守れないなら攻めろ！

エキサイティングな大逆転勝利！
今季リーグ戦ホーム初勝利！
ジョルジーニョ監督リーグ初勝利！
そして、リーグ戦カシマスタジアム通算２００勝！！！
勝つってホント最高☆


前半は完全にセレッソの試合。
チャンスは鹿島も創っていたけど、その質が違っていた。

足元パスのオンパレードで、相手が守備しやすい縦パス横パスがほとんどの鹿島。
チャンスは、個人の打開力頼みで創っていた怖さが少ない攻撃。

セレッソは、ナナメの動き、ナナメのパスを多用し、３シャドーがどんどんスペースへ飛び込んでくる。
鹿島守備陣は、この動きについていけず、翻弄される一方。
浦和戦もやられたが、ナナメを使われるとお手上げ状態。。。
そして、なすべくもなく、清武のナナメに切り裂くパスに走りこんだキムボギョンに決められ、失点。
前半は、この清武、キムボギョンの２人の巧さにやられっぱなし。

セレッソの攻撃に対処しようと、梅鉢を下げ、柴崎を入れ、小笠原をボランチに下げるが、効果は出ない。
逆に、柴崎はゲームにうまく入れず、チャンスを創っていた小笠原の２列目でのフリーランニングも消え、状況は悪化したか？
４４分にも、カウンターから、キムボギョンに決められ、２失点。

後半、ジョルジーニョが採った手は、青木に代えてドゥトラ投入。
中盤をドゥトラがトップ下、柴崎アンカーのダイヤモンドに変更。
いっそ、守れないなら、攻めてしまえというような、攻撃的布陣。
ナナメの動きを止められないなら、セレッソの攻撃回数を減らそうという考え方か！？
攻撃が機能しないと、大敗の可能性もあったようなこの賭け。
これが、ピタリとはまった！

ドゥトラの自由な動きにセレッソが混乱し、鹿島のリズムに。
２点のリードで変な余裕が出て受身になったのか、鹿島が押し込む時間が増える。
しかも、中盤の形をダイヤに変えたことで、強制的にナナメのパスが多くなり、攻撃がスムーズに。
２点を追いかけるシチュエーションで、ようやくダイヤが輝き出してきた！

５７分、ドゥトラの鹿島発ゴールで追撃開始！
左サイドで小笠原が粘り、こぼれだまを拾った遠藤のクロスの跳ね返りを、ゴール☆
浮き球をうまく使ってドロップさせた、セレッソ守備陣の頭上を抜く、巧みなシュート！

これで勢いつけて、攻め続け、６２分に興梠が同点ゴール☆
右サイドの小笠原の粘りから、ドゥトラが抜け出して低い弾道のクロス。
このクロスを、ゴール前ニアサイドに走りこむ勢いそのままに、興梠がゴールに叩き込んだ！
リーグ３戦連発の調子の良さを感じさせる、これぞ興梠！って感じのゴール。
やっぱり興梠は調子に乗っているぐらいが一番良い♪


この勢いのまま、逆転といきたかったが、７１分のプレーで試合は不穏な空気に。
左サイド際でボールを奪われ倒れたたドゥトラが足を刈るようなプレーをすると、これにキムボギョンが逆上しドゥトラ目掛けて思いっきりボールを蹴り付けた。
この一連のプレーで、両チーム全選手が入り乱れてエキサイト。

当然、キムボギョンに対してはレッドかと思われたが、まさかのイエロー？
これは、仕掛けたドゥトラにイエロー、あからさまな非紳士的行為のキムボギョンにはレッドが妥当では？！ねぇ、松崎審判委員長！？
大迫がペナルティエリア内で手を使って止められたプレーもＰＫにならなかったし、最近鹿島は審判が物議をかもし出すような試合ばかり。
札幌ではその恩恵を受けた形だが、審判に影響されない後味の悪くない試合をしたい。
ただ、審判の質はすぐには変わらないだろうし、とりあえずは、審判を気にしすぎないことから始めるべきかな。
強かったときみたいに、審判の判定に大きく反応せず、勝つためにプレーすることを優先して考えることが大事！


この一連の騒動で、試合が変な方向にヒートアップして、どうなることか心配に。
だが、鹿島の選手たちは、最後に気持ち良い興奮状態を創りだしてくれた。

８５分、右サイドから中に切れ込んできた西から、ペナルティエリア左へナナメに切り裂くパス。
そこにフリーで走りこんできた遠藤が、ニアサイドをぶち抜く豪快なシュート！
流し込むだけの簡単なチャンスを右足で外した汚名を返上する得意の左での見事な一発！
２試合連続の決勝点で、チームに勝ちをもたらすクラッキに近づいてきたか！？


最後、６分という長いロスタイムも、うまく凌いで、リーグ連勝☆
試合中に修正を図っての大逆転勝利は見事！
最高にエキサイティングな勝利！！！

鹿島らしい最後まで勝利のために戦い続ける姿勢が、結果をもたらせるようになってきた！
これは、良い流れをつかんだと言ってイイのかも♪

ただ、良いときも、悪いときも鹿島のやるべき事は変わらない。
目の前の試合に全力尽くして勝ちに行くのみ！
このまま一つ一つ勝利を積み重ねていくぞ！！
次の試合も絶対に勝つ！！！