まだまだ

『本当に残念だし、シーズン中にもチャンスを作りながら決めきれないという今日のような試合はたくさんあった。今季のチームを象徴するようなゲームだった。』
とオリヴェイラ監督が語ったとおりの試合。

決めきれない、勝ちきれない、勝負強さに欠ける。
その結果、勝ち点を獲りきれず、リーグ最多11回目のドロー。
4連覇の夢が幻と消えてしまった。


正直、神戸は手強い相手だった。
試合間隔の差があるとはいえ、セカンドボール争いで後れをとってしまった。
特に、前半の攻守の切り替え、ボールへの寄せは見事。
試合を決められる得点力のある選手がいたら、残留争いなどしていなかっただろう。
逆にここぞというときの決定力に欠けるから、降格圏内なのだろうが。

そんな相手に、これまでの鹿島であったら、勝負強さを魅せつけてたのだが。
今の鹿島では、お互いに決め手を欠いたスコアレスドロー。。。
この試合も、決して鹿島の出来が悪かった訳ではない。
選手たちも最後まで気持ちを出して戦っていた。

曽ヶ端、伊野波などが、身体を張ってゴールを死守。
遠藤、興梠、大迫、野沢とゴールに迫る攻撃を繰り出す。
遠藤や、興梠のGKとの1対1の決定的なチャンス。
大迫の積極果敢に仕掛けていったドリブルシュート。
ロスタイムに大迫の仕掛けからペナルティエリア内の野沢にわたったチャンス。 
どれか一つでも、決まっていれば、押し込めていれば。。。

でも、それが決まらないのが、鹿島の現状。
これまでなら、何が何でも得点が必要となったときには、迫力満点の怒涛の波状攻撃で押し込んでいたのに。
それが見られず、最後の時間帯になっても、逆にピンチもつくられる一進一退の展開となったところに、もどかしさを感じてしまった。


もちろん、リーグ制覇へは、他力本願ではあった。
しかし、自力で出来ることを全うできずに、優勝を手放してしまった。
悔しさ、哀しさは、当然感じる。
けど、最後まで戦い抜いた上での結果に納得もしている。
求めた結果を必ずしも得られる訳ではないのが、勝負事だから。
結果を残せなかったけど、やりきった感はある。

サポーターとしての自分自身に対してもそう。
アップのときから、最後の瞬間まで、思いっきり熱く激しく応援しきった。
気持ちをあますことなく声に乗せてピッチにぶつけることができた。 
チーム全体で、最後まで戦い抜いたからこそ、旗を振って拍手して選手を迎えることができたと思う。
だから、夢破れても恥じることなく堂々と次の試合に挑める。


鹿島のやるべきことは、どんな状況であれ変わらない。
目の前の試合の勝利を全力で獲りにいく!
シーズンはまだ終わってないし、まだまだ熱い応援を続けられる!

『チームがどんな状況でも、サポーターは最後まで俺たちを応援してくれている。だから、俺たちはリーグ戦残り3試合を絶対に勝って終わらなければいけないし、観ていて恥ずかしくない試合をしなければいけない』
という、新井場のコメントがもの凄く嬉しい。
サポーター冥利に尽きるし、そう言ってくれる選手、チームを誇りに思う。

これこそ鹿島が持つ勝者のメンタリティ!
4連覇という大きな目標が達成できなかったからといって、ここで落ち込んでばかりはいられない。
次の試合は、もうすぐ目の前に迫っている。

誇りを胸に戦って、新たな勝利を奪い獲ろう!
一つ一つの勝利の積み重ねが強い鹿島を創っていく!
その積み重ねの結果が、タイトルへとつながるのだから。
新たな栄光をつかむため、貪欲に勝利を追い求めていくぞ!

何より今は、ただただ勝利が欲しい!
ゴールが観たい!喜びを爆発させたい!
何が何でも勝ちたいんだ!
強い気持ちで絶対に勝つぞ!!!

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