鉄平と後藤さんのトレード
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akemi1234567890
2013年12月19日 15:15 visibility327
球団からの正式な発表はないようですが、
複数のメディアが書いているので、ほぼ確定事項と見ていいでしょう。
ヤスの獲得に動いた両球団。
補強をせねばならない二遊間を来期どうしていくのかな、と思っていた矢先のトレードでした。
おそらくオリックスは
セカンド平野、ショート安達、サードヘルマン、バックアップ原という体制で腹を決めたのでしょう。
外野も守る平野の穴は鉄平で埋める。
一方で楽天はマギーの穴とかずお、藤田のバックアップとして
岩崎に加えて後藤さんを獲得したと言う感じでしょうか。
楽天のポジション別得失点貢献です。
立花社長がNHKニュース9で、データに基づいて楽天の戦力分析をしたことがあったと聞きますが、
おそらくこちらのデータを使って話したのではないかと。
立花社長のドヤ顔を見たくなくて、テレビはスルーしたので、
違うかもしれませんが。
ポジション別に分析した際、ショートの守備力というのが実は穴になっていて
ここを補強する必要がある。
楽天がヤス獲得に動いた理由もココ。
ヤスとの交渉の場でスタメン確約はなかったという話になっていますが、
実際はあったのではないでしょうか。
ただ、その時点ではマギーの去就もはっきりしていなかったため、
ヤスも口外できなかったのではないかと。
星野監督はその時点でスタメン確約と言っていましたし。
マギーのお子さんの病気は、パリーグファンの間では有名で
メジャー復帰or日本に残るにしても在京球団を希望していると言われていました。
楽天もそこは認めるような契約だったのでは?
マギーの流出がほぼ確定で、カズオの守備の劣化が明らか。
おそらく二遊間をヤスと藤田どちらかで固定、サードカズオという構想が
ヤスと楽天が交渉した際に提示されていた内容ではないかと思います。
しかし、楽天はヤスを獲得できなかった。
とはいえ、二遊間の補強は必須だったため、後藤さんの獲得に至ったのでしょうね。
戦力としてみれば、近年結果が残せていない鉄平と後藤さんとのバランスは取れているように見えるけれど
複数年契約の後藤さんと鉄平の年俸差は1億1千万円。
実質鉄平プラス金銭のようなものですが、
1億以上の負担をしても、楽天にとって二遊間の補強は必須ということだったのでしょうね。
しかし、この2年結果が残せておらず、セイバーの守備指標でもかなり厳しい数値となっている
35歳の後藤さん獲得では根本的な問題の解決には至っていない。
基本的に今年のヤスが例外であって、
レギュラークラスの二遊間の選手は市場に出てこないので、
自軍で育成をするしかないのですが、
西岡、田中賢介、ナカジ、川崎と近年の花形二遊間がMLBで苦戦している現状を見ると
今後はヤスのように30歳前後で国内市場に出てくる選手もいるかもしれません。
来年はソフトバンクの本多がFA権を獲得予定です。
以前はメジャー志向があると聞いたことがあるのですが、
上記のような状況ですので、それはもうないかな、と。
お金持ちのソフトバンクですし、
地元出身のスター選手なので、かなりの厚遇で引きとめると思いますが・・・。
二遊間の補強策としては、アメリカからの帰国者という線もあります。
田中賢介、ナカジ、川崎は来年はともかく、再来年には帰国をするかもしれませんが、
その場合、33歳、34歳で新しいシーズンを迎えることになりますし、
田中賢介に至っては外野手になってしまっています。
かなりのリスクを伴いますし、今年後藤さんを獲得するのと大差はないかと。
これらの状況を考え、楽天としてはトレードで打開策を図ったのでしょうが、
いずれにしろ、若手の育成は急務と思われます。
まあ、冷静に数字だけを見ながら考えると非常に合理的なこのトレードですが、
両者ともチームの顔であり、人気選手であることを考えると胸が痛みます。
ヤス、ワクの流出もそうですが、ファンはGMや球団社長ではないので、
費用対効果とか知ったこっちゃないですしね。
最適解が勝利ではないケースもありますし。
しかし一方で、カズオや和田さんが現時点も現役であることを考えると本当にびっくりする。
両者が今なお球団に居れば、クリやナカジ、浅村が育たなかった可能性もある。
今はヤス、ワク流出に嘆き悲しんでいますが、
来年の今頃は「金子が育ったので良かった」とか言っているんでしょうか・・・?
ワクの代わりは、うーん、あえて言えば雄星なのか?
- 事務局に通報しました。
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