残念な優勝決定試合

以下長文のグチなのでご注意を。

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昨日の楽天優勝試合を現地で観戦した。

 

楽天の優勝自体は時間の問題ではあったが、

西武ドームでの胴上げは見たくなかった。

 

多くの西武ファンが2010年以来ソフトバンクを嫌っていると思うが

特に昨年からは楽天に関しても微妙な感情を抱く人が増えたように思う。

少なくとも自分はそう。

 

楽天とは2009年にCS争いをし、その結果敗れてしまったが、

当時の楽天の選手はひたむきな感じで、試合運びも正々堂々としており、

敗戦も素直を受け止めることができた。

しかし、星野監督就任以降?からか、なんだか違うチームを見ているようで、

好感を持てない・・・

 

実際選手のほとんどが入れ替わってしまった。

高須はさすがに年齢的なものがあると思うが、

鉄平や永井が全く使われなくなったのは仕方ないのだろうか?

中村真人や草野は引退しなければならないほどの状態だったのだろうか?

渡辺直人はトレードに出されねばならなかったのだろうか?

 

うがった見方かもしれないが、田中ほどの選手であれば安泰だろうが、

野村色が強い選手がなんだか割りを食っているような。

もちろん、星野監督は野村監督が成しえなかった優勝という結果を出したのだから、

これで正解だったのでしょう。

そこまで楽天の内部事情に詳しくないしね。

 

西武ファンが楽天に悪い印象を持つきっかけとなったのはデーブの入団からだと思う。

デーブは2008年の優勝の立役者の一人なので、私個人は感謝の念しかないが

特に雄星入団をきっかけに西武ファンになった人からは評判が悪い。

 

まあ、それはおいておくとして、私が個人的にムカつき始めたのは昨年5月の雨の無気力試合からだ。

http://www.youtube.com/watch?v=50rHihe30oQ

楽天4点リードの4回で、ゲーム成立を狙っての無気力プレーのオンパレード。

始球式のようなスイングで三振をしたのが松井稼というのがさらに残念。

 

試合は結局9回まで行われ、一度は西武がリードするも再度逆転を許し敗戦。

逆転の場面はアウトに見える犠牲フライの生還をセーフ判定され、

抗議をした星捕手の手が審判に当たったことで、暴力を振るったとされたため、

退場処分になってしまったこともあり、非常に後味の悪い試合に。

 

雨天コールドが予測される試合での無気力プレイは普通のことかもしれない。

私が知らないだけで野村楽天でもあったかもしれないが、

少なくとも私にとっては、それまでの楽天というチームの印象とはかけ離れた行為だった。

 

渡辺直人さんのトレードに涙ながらに抗議する楽天の選手たちを見て

高校野球のチームのような純粋さを感じていただけに、

個人的には本当に残念に思えた。

 

だからこそ、当時の3時間半ルールを生かして、西武側が選手交代等でプレイの引き延ばしを図り、

西武の2位と楽天のBクラスを確定させた試合は「ざまあ。天罰じゃ」と痛快に感じたが、

結果的にそれで苦手ソフトバンクが3位となり

CS1stで敗退してしまったので、それはそれで西武にも天罰が下ったと言えるでしょう。

 

そして今年。6月での大宮の試合。

http://www.youtube.com/watch?v=5yAntrhOaTQ&list=PLKHZscw0wUuID-_-JLjgCfc_JhSvZM000&index=114

AJのスライディングで山崎が故障させられてしまった。

ゲッツー崩しのスライディング自体はよくあることだし、西武ではナカジやクリも露骨にやっている。

ただ、今回のスライディングはスパイクの歯を選手に向けて明らかに削りに行っている。

メジャーの試合もゲッツー崩しは良く見るが、足を払うことや手を伸ばす程度で、

(それでも西岡や岩村はケガをしてしまったが)

さすがにスパイクの歯を向けているのは見たことがない。

まあ、私が知らないだけかもしれないが・・・。

 

山崎はその後もプレイを続行したが、次の内野ゴロを処理できずに、結局途中交代。

その後抹消され、今日まで再登録されることなく、

それどころか右の内野手を獲得するために、西武にとっては貴重な使える中継ぎの長田を放出して、

渡辺直人さんを獲得するトレードにまで発展してしまった。

 

この編成の修正により失った勝利もあるだろうし、そのことも非常にイタイが、

結果的に涌井の再起をかけた登板で守備が足を引っ張る形となったことがもっとイタイ。

このスライディングが単なるゲッツー崩しで済んでいれば1点で終わっていたし、

涌井のその後のピッチングも違ったものになっていたと思う。

このことはシーズン全体に長田の放出以上に大きな影響を与えたように感じる。

 

しかし、再起をはかる涌井を何で今期2回も苦手大宮で投げさせるかねえ。

ローテの都合上仕方ないとはいえ、通常の試合ではなかなかないスライディングもくらってしまうし

近年の涌井は本当に「持っていない」ピッチャーになってしまったように思う。

 

さて、この試合はこれで終わればまだ良かったのだが、続きがある。

その後、ノーコンのヤマジュンが登板し、AJにデッドボールを与えるのだが、

これを楽天側がスライディングの報復と受け止めて、

最終回、小山がスピリーに背中を通過するボールを投げて両チームもみ合いに。

背中を通過するボールはメジャーでは大変な侮辱らしく、スピリーが怒ってマウンドに向かったところ

小山も向かってきたためにおおごとになってしまった。

その後の小山の発言を聞く限りにおいては、どうやら故意投球だった模様。

選手を壊されたあげく、故意の危険投球を行ったピッチャーにすごまれ、

試合も大敗し、散々なゲームとなってしまった。

 

言い訳にもならないが、ヤマジュンはとんでもないノーコンで

出てくる度にデッドボールを与えている。

以前も涌井からHRを打ったロッテの神戸に報復死球をやったと誤解され

当時ロッテだった西岡のブログが西武ファンのコメントで荒れに荒れたことがあった。

いらぬ騒動の原因になるし、

楽天・美馬のように相手の中心選手に大けがをさせてしまうと大変なことになってしまうので、

最低限のコントロールがつくまでこんなピッチャー投げさせるな、というのが

私の本音だが、最近では少しはまともなピッチングになってきたかなあ・・・。

まあ、今なお敗戦処理ですが。

 

あれから3ヵ月が過ぎ、大宮のことも過去のできごととして記憶の彼方に消えつつあった矢先、

一昨日また騒動が起こった。

初回の危険球は不幸なできごとではあるが、まあ、アクシデントなので仕方ない。

(でもハウザーさん、謝りましょうよ。日本ではデッドボールあてたら謝るのがマナーなんで・・・)

 

ただ、これにより3番バッター不在で試合に臨んでいる中でマギーの浅村足踏みつけが起こった。

http://www.youtube.com/watch?v=8CE2uStbCts

わざととは思いたくないが、なぜマギーは一度下を向いてベースの位置を確認した上で

1塁手がベースを踏んでいるフィールド側を走ったのか?

打点王のライバルをつぶしたかったのか(タイトルに大きなインセンティブがついている?)

絶対にこの試合に勝ちたいので、単純に相手の4番をつぶしにかかったのか?

 

さらに、これは楽天サイドの落ち度ではないが、あきらかなアウトがセーフとジャッジされてしまった。

http://www.youtube.com/watch?v=-5TrZh8wFHM

私は今年から西武ドームの年間シートを購入して全試合見に行っているが

ちょうど1塁線の延長線上に席があるので、ファーストのクロスプレイは非常に良く見える。

審判の位置によっては私の方が正確に見えるくらいだろう。

夜のPBNでも映像を再現し、「おそらく審判の位置からは見えなかったのだろう」

と結論づけられていたが、審判が見えなきゃミスジャッジをしていいのか?

 

別の日だが、楽天戦ではこういうミスジャッジもあった。

http://www.youtube.com/watch?v=8zKT5FZ41L8

4番バッターの打席でホームスチールという選択をしたヘルマンにもムカつくが

それ以上にキャッチャーがブロック仕切れず、足が入っているのを審判が見落としているのが許せない。

さらにこれは後で知ったことだが、実際は打撃妨害でかつボークというプレイに当たるらしい。

公認野球規則7.07

三塁走者がスクイズプレイまたは盗塁を試みたときに、捕手やその­他の野手が、ボールを持たずに本塁上または本塁より前に出てきた­場合には、投手にボークを課して、三塁走者を含む全走者に一個の­安全進塁権を与える。さらに打撃妨害を宣告して打者にも一塁を与­える。この際はボールデッドになる。

審判も西武ベンチもこのルールを知らなかったということだろう。

 

さらに25日の試合では、鬼崎のHR性の当たりをめぐってビデオ判定もあった。

ビデオ判定の結果、ファールというだけなら仕方ない、で済むが

いろいろあった後なので、釈然としなかったし、球場も騒然としていた。

 

6月の大宮に続いて後味の悪い試合になりそうなところをヤスのサヨナラHRが救ってくれたが、

昨日の今日だけに、楽天の西武ドーム胴上げだけは見たくなかった。

 

優勝決定試合に関しては、ラフプレイがあったわけでも審判のジャッジがおかしかったわけでもない。

楽天側のストライクゾーンが広い、特に田中の時に広いというのはあれど、

ロッテ楽天戦も露骨だったし、ある意味、「それはいつものこと」と割り切るしかない。

割合的に少ないとはいえ、西武側に有利なストライク、ボール判定もないわけではないので・・・。

 

ただ、試合中にミヤギテレビのアナウンサーがバックスクリーンに入り込み、試合が中断され、

それを機に野上の投球のリズムが崩れ、逆転につながったのが残念でならない。

プロのピッチャーなんだから、そんなことでリズムを乱していたら、失格ではあるが、

西武のホームグラウンドで東北側の人間が試合進行を邪魔するようなことをしたのは許せない。

素人の客ならまだしも、メディアの人間がこんなことをするなんて非常識過ぎる。

 

個人的には、私の隣に楽天ファンが座って普通に応援していたことも腹立たしい。

4番バッターの足踏みつけがあった翌日にホーム側にビジターのファンが座るなよ。

楽天側の席が十分に空いているんだから・・・・。

 

非常に残念だし、くやしい試合であった。

 

本来はCSで楽天を下して、というのがこのくやしさの解消方法なのだろうが、

西武はおそらくCSへは進出できないだろう。

昨日、田中相手にサヨナラ勝ちをおさめることができていれば違っただろうが、

ソフトバンクもそろそろ勝ち頃だし、そもそも直接のライバル・ソフトバンクとの相性が悪すぎる。

 

首都圏のパリーグ仲間・ロッテに頑張って欲しいが、

ロッテはなぜか仙台で勝てないので、このまま楽天が日本シリーズに出ると思う。

とてもじゃないが、楽天は応援できないなあ。

巨人応援で行きますよ。今年は。

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