スポーツ考 5
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投手挑戦日記
2011年07月18日 23:58 visibility111
本題に戻って。
日本において、スポーツの振興が遅れているのは何故か?
ざっくりとしか調べていないが、参加比率や行政のサポート、個人の寄付等を調べると差があることが分かる。
これが見えない部分(小さな子の野球ごっこ、ただのキャッチボール等)も含めると、かなりの差があることが推測される。
先進国を自負するなら、欧米並みに整備されてしかるべきだろう。
まだまだ文化になりきれていないところがある。
その大きな原因の一つに、「スポーツ(例えば野球)とはこういうものだ」という思い込み、が多分にあるように見受けられる。
例を挙げれば、
学校でやるもの。
教育の一環。
上から教えられるもの。
原則ただ。
運営は監督・コーチの役目。
偉い人には意見を言ってはいけない。
親分子分のような関係にしてしまう。
チーム優先。経験者優先。
奉仕しなくてはならない。
年功序列。
等々。
運営と実競技を分けずに、つまりスポーツに関わる要素をきちんと分けずに、曖昧なまま場当たり的に続けてゆく。
規約を作らずに、リーダーの一存で物事を決めてしまう。
発生する全ての問題とは言わないが、多くの問題の原因はここら辺(曖昧にしておく)に潜んでいるように思える。
一度慣習(常識)が確立されると、なかなか変化させられない。国民的な体質も影響している。
和を重んじると言えば聞こえは良いが、ご都合主義と変わらないのである。
それらのことが、スポーツに参加することへの敷居を高くし、普及の枷となっているのだと思う。
バカの壁というやつだ。
忘れてはならないのは、それは廻り廻ってスポーツをしたい自分に帰ってくるということだ。
日本人の営みが成熟され、問題点を見つめ、得意の柔軟性で解決策を講ずれば、外国以上の普及が進むかもしれない。
それを切に願う。
忘備録 A-5
- 事務局に通報しました。
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