社会と言う名の歯車

  • すすむ
    2007年12月06日 22:20 visibility33

卒論を見事に提出し、大学生活の残された課題は限りある時間とお金をうまく使って過ごすということだけになりました。

 ちょっと前まではなんとなく「遊ぼう」とは思っていましたが、内定先にバイトに行き始めてから、「遊ばんとやべえ!」という焦りに似た気持ちを抱くようになりました。
 
 僕は社員の方より1時間遅れで出社し、6時過ぎにあがるのですが、社員の方々は帰る素振りすら見せません。

 そればかりか「昨日は2時に帰った」とかとんでもないことばっか聞きます。

 今日なんかは明日あるコンペの準備で、6時からのスケジュール表が組まれていました。


 この姿を見ると、大学生はほんと楽じゃの〜と思うのと同時に、社員さんの働きぶりに関心しまくります。

 残業代もほんのちょっとやし、業績が悪化すればボーナスに響いて、最悪ないときもある会社。

 「入社する前に、この会社を嫌にならんでね」と先輩は笑顔で言いますが、僕はそんな先輩の姿を見て、ついていけるかどうかの不安と共に、これだけ情熱を傾けられる職業ってのはどんなもんなんかとき期待を抱くのです。

 今日は自分のバイト代を清算し、コンペで使うボードやらファイルの買出しに奔走しました。


 こんなとき、契約更改のニュースを見ました。

 野球選手は僕たちが手にすることのできないお金を手にしています。

 働き始めたら、野球選手の契約更改もまた違った光景に見えるのかな、とも思います。

 
 他人のことはあんま気にしないようにしよう。

 と数日前の日記で書いたけれども、バイトながらも社会の中に自分の身を置いてみると、必死に働くサラリーマンが格好よく見えてくるのです。

 家族もいて、会社があって、自分がいて。

 
 ちょっと現実から目を離したくなって、宝くじ売り場に行ってみたけれど、僕は電車の回数券を買ってしまったので、何も買わずにその場を去りました。

 自分の力が社会と言う名の歯車を回すことに貢献できたとき、サラリーマンも、宝くじ売り場も、自分も、また違った姿に見えてくるんだと思います。

 そんな僕は、欲しかったipodをあきらめて、スーツを新調することに決めたのです。

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