そこに野球場がいてくれる

  • すすむ
    2007年10月15日 16:56 visibility71


 昨日の日記に「続きがみたい!」のコメントを下さった方がたくさんおられるので、少し肩の力が入っております!

 浜松から名古屋の旅の最後に寄ったのが「ナゴヤ球場」です。

 名古屋駅の隣の「尾頭橋」という駅の近くに位置するナゴヤ球場は1996年(メークドラマの年)までドラゴンズの本拠地として使用されていました。

 今は2軍の本拠地として球場は使用され、同じ敷地内に室内練習場もあります!

しかしながらハウエバー

 昨日はフェニックスリーグのため試合はおろか、球団関係者の影は見当たりませんでした。

 近くにウインズ名古屋があるんで、それなりに人はいたんですが、ナゴヤ球場のネットが見えるまでそこに球場がある!という雰囲気はほっとんどなかったです。

 
  駅から約5分という絶好の位置にナゴヤ球場はありました。

 古ぼけた外観と使い古された数々の道具はいかにもさびしげです。

 近くは住宅地ですが、だれもナゴヤ球場に目を向けることはありません。

 警備員さんがひとりおられたので少しお話をしたんですけど、「試合がない日はこんなもん」とのこと。

 

 僕がこんなことを言うのもなんですけど、なくなっていった球場は最後こういった姿になるのかな。
 
 と妙に納得してしまいました。


 今でこそ多目的に使われるドームがあるけれども、球場ってのはやはり「野球」のものです。

 ナゴヤ球場は高校生や社会人も使用しないので、まさに野球のためだけに存在しています。

 
 けれども、普通のグラウンドや体育館と違い、回転率が悪いのも確か。


 そして、経営者は死んでしまった球場を取り壊してしまいます。

 
 藤井寺、西宮、川崎、平和台…

 野球のために作られた球場は、野球を失ってしまうとその存在意義を一気に失ってしまう。

 そんな物悲しい影をナゴヤ球場に感じてしまいました。


 でも、野球のための球場がこれだけたくさん日本にある、ということもまぎれない事実です。

 球場がひとつなくなっても、新しい球場が生まれる。

 日本ってのはそんなとこなんです。


 帰り道のガード下に野球選手のペイントがありました。
 
 もうぼろぼろになって、ヒビも入っていました。

 そんな光景に僕は目を奪われました。

 見れば見るほど、引き込まれていくような感じです。

 
 壁に描かれた野球選手はそこにナゴヤ球場があるから野球を続けられるんだ。

 ナゴヤ球場がそこにいてくれるから。

 そこに野球があるから。

 
















































































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