誕生日を野球場で迎えられる俺は幸せなんだ

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    2007年09月20日 00:21 visibility44

22歳になったその日に僕は野球場にいました。

 田舎から関西に移り住んで4年目。
 
 学生という身分と高レベルの野球に触れやすいその環境が「慣れ」を生んでしまっていました。

 野球はいつでも見れる。しょうもない試合じゃ満足いかん。


 昨日いた場所は、最高級のキャパシティを誇る野球場にも関わらず空席が目立ち。

 試合も下位争い。

 
 そんな「悪条件」にも関わらず、いつの間にか電車の中にいた。

 野球に向かっていた。


 初めて見たオープン戦。

 四国まで行ってみた松井稼頭央のホームラン。

 阪神ファンに圧倒された甲子園。

 感動のあまり涙を流した初めての西武ドーム。。。。。。


 いつもより小さめの歓声と無機質なBGMは脳に回想する余裕を与えてくれた。


 はっと気づく。

 両チームのエースが投げあい。
 
 4番が大ホームランを放ち。

 終盤に向かうにつれボルテージが上がる観客。


 野球の大きさってなんじゃろう。  楽しくない試合ってあるんだろうか。
  
 野球に触れたい人が野球場に集まり、小さな白球に注目する。


 それだけでいい。


 22年という年月は俺を成長させてくれた。

 野球好きに限界はない。

 そう
 
  誕生日を野球場で迎えられる俺は幸せなんだ。

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