熾烈なポジション争いを勝ち抜け!
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HiRO
2006年06月21日 02:48 visibility45
首脳陣も、ファンも、期待を込めつつ不安げに見守る、松田に江川の熾烈な3塁争い。
そこに強力なライバル出現。
そう、昨オフDragonsを解雇され、今季テスト入団した田上である。
少なくとも、バッティングだけなら一番結果を残しているといっていい。
15試合で打率.448、代打アーチを含む2本塁打。
王監督は言う。
「(これから)サードの練習もさせる。松田、江川がまだああいう状態だしね。」
今季の交流戦、最大の収穫は、この田上の打撃と松中信彦のレフト起用の目処がついたことだと言っていいだろう。
田上秀則というこの男。
実は九州とHawksには縁が深い。
九州共立大出身。つまり、山村路直、新垣渚、馬原孝浩、高橋秀聡とは、その学生時代にボールを受けた関係にある。
だが、Hawks首脳陣の評価は、捕手としての才よりも、その打撃センスを高く買っているようだ。
落合博満という3冠王が駄目出しをした才能を、王貞治という3冠王が拾い期待を寄せる。何とも面白い、夢のある話ではないか。
3塁、DHといわず、正捕手をも獲る勢いで頑張って欲しい。
一方で、的場、山崎の正捕手争いに決着のつかない今、昨オフのドラ1高卒ルーキー、荒川雄太にもチャンスが与えられるようだ。明日から1軍練習に合流するという。
そこで王監督の目に止まれば、交流戦後、1軍帯同の可能性もあるということだ。
若手にこれだけチャンスのあるシーズンはない。
なにがどうあれ、このシーズンの、このチャンスをモノにした者だけが、次の新たな挑戦のチャンス、次なるステップを与えられる。
負けるな。悔いを残すな。
自分の人生は、自分で切り拓け!
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