巨人来季契約予想2008 投手編 追補

  • DIME
    2008年09月19日 14:25 visibility148
巨人来季契約予想2008 投手編、ひとまずこれで終わります。
「若手育成」内から上野貴久、福田聡志、木村正太をピックアップして個別のコメント、あと全体のまとめを書きたして、これで最低限書いておきたかったポイントは書けたかと思います。
ほんとは若手育成に入る選手は触れておきたいんですけど、今年はそもそも自分で見ていないので言及できることほとんどないですしね。
レスはもうちょっと待ってください、まだ読んでもいないです、追記項目と被ってたらそっち見てくださいって事で。


今年の秋季キャンプにはできるだけみんな連れて来て欲しいです、育成の選手たちも含めて。じゃなけりゃ見る機会がないですしね。
今年も巨人はハワイのウィンターリーグの方は不参加、たぶんリーグ側の要求の中に受け入れられない部分があるんだろうと思いますけど、中南米の方に今年も出すでしょう。
本人が希望さえすれば、支配下の選手も参加できるようになるといいんですけどね。っていうか私が深沢和帆の立場だったら選手会抜けるけどなぁ、自分のプラスにならないんだったら入らなくてもいいだろうに、別に労働組合に入るのは義務じゃないんだから。
選手会側の主張もわかりますけど、選手の成長を考えるのであれば、どうもこのオフシーズンの存在はあまりプラスに作用してない気がします。一年以上の長いスパンでの育成計画に穴が開いてしまうんですよね、自主的なトレーニングしかできなかったり、球団のトレーナーが関われなかったりすると。
オフシーズンを「休み」と勘違いしてるかのような行動をする選手はだいぶ少なくなりましたけどね。

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さて、やっぱり気になったところ、若手育成について、数字だけでも出しておこうかと思います。
ここでは外国人ですが若手育成のスクリーニング条件に当てはまるオビスポと、一軍期間が長いため条件からは外れてくる野間口とバーンサイド、木佐貫、東野もも参考までに加えておきます。
参考までに数字の良かった順に3名まで赤字です、3名であることにはあまり意味はありません。
DIPSあたりも載せてもいいのですけど、イニング数を考えるとばらつきが気になるんですよね、本塁打の係数が大きすぎるので。同じ理由から被本塁打率も載せてません。
2軍の場合だと、本塁打が打てる打者か打てない打者かが明らかに差がありますので、相手による偏りもありそうですし。
奪三振率に関しては中継ぎと先発では中継ぎの方が上振れしてる可能性が高い(参考)事は先に断っておきます。

やはりこうやって数字を出してみると、木佐貫、東野、バーンサイド、野間口が1軍に呼ばれているのは順当だと言えます。
ちょっと気になるのはバーンサイド。色んなところで「本来は中継ぎタイプ」なんて発言を見かけるのですけど、具体的にどのあたりがそう言わせるのか、これがいまいちわかりません。
フォーム?それだけで先発と中継ぎって割りわりできるものじゃないと思うんですけど。
先発してるからと言う事情もあるでしょうけど、1軍でも2軍でも奪三振率は意外と伸びないし数字だけ見るとタイプとしては先発に振ってもいい気がします。
もし中継ぎではあまり使えそうに無いとすると、来季以降意外と使いにくいかもしれません。
今のうちに目星をつけたいですけど、1軍の状況を考えたら先発の控えとして調整させなきゃいけないでしょうし、ちょっと無理かな。

数字を見たときに良いなぁと思えるのは、栂野雅史、ついで金刃憲人ですね。
ただ金刃も栂野も(登板イニングが少ないので偏りもあるでしょうけど)与四死球率の低さがしっかり1軍ではでていません、この辺が課題。
ただ1軍で誰を試そうかとなった時にはまず彼らが選ばれるのは至極当然のことだと思います。

前回にもチラッと書いたんですが、全体が凡庸な成績になるよりも、どっか抜けてる方が私は評価できると思います。
越智大祐を見ればわかると思いますけど、高い奪三振率を得られるのであれば与四死球率が悪くてもカバーしきれる可能性があるんですよね。
具体的に言えば「四死球で出した走者を暴投で帰す」なんてことによる失点が幾らかあったとしても、それも含めたトータルでの失点が他の投手よりも少ないのであれば、十分優れているって事です。
前にも書きましたが日本人は「明らかなミス」を嫌い改善しなければならないと思い込む傾向があるので気をつけるべきなんですが、例えば「四死球で出した走者を暴投で帰す」事を防ぐ行為と、「高い奪三振力や無失点に抑える力」がアンチノミーである可能性があります、私個人の主観的印象で言えば二律背反している選手が多いと思います。
クルーンなんかも同じですよ、振り逃げででた走者が大事な失点となってしまって抑えを失敗することがあっても、しょうがないと割り切るしかないんです。その失敗を織り込んだとしてもそれ以上に成功する可能性が高ければそれでいいんです、目先の1つ1つに惑わされてはいけません。そりゃ死角のない投手であることの方が望ましいですけどね、死角がないけど中確率でしか抑えられない投手より死角があっても高確率で抑えられる投手の方がいい、日本では死角を嫌うあまり、優先順位を簡単に無視してしまう傾向があります。
だから越智大祐にしても、ヒット以外の形で出した走者を暴投で帰すなんていう場面が確か何度かあったと思いますが、あれは彼のトータルでの良さを最大限受け取る為に必要な副作用です、その1点で負けようが気にしちゃダメです。

話が逸れましたが、それを踏まえて数字を見たいのがオビスポと木村正太です。与四死球率6点台はさすがに高すぎるのでこのままでは使い物にはならないと思いますが、この奪三振率を維持できたとすれば他よりも与四死球率の許容度は高くなるでしょう。
数字として改善が見られないというところがオビスポはちょっと気になるんですけどね、今年一年どこが良くなったのか、が数字からは今ひとつ見えません。まだまだ成長途上って事なのか、今ひとつ上手に育成できていないのか、気になるところです。

悪い方で気になるのは、福田聡志と上野貴久ですね。リリーフ中心の登板のはずなんですけど、奪三振率が今ひとつ伸びてこない。それに対して与四死球率は悪いと。
これまで見てきた経験上、木村やオビスポのように極端であるよりも、どちらもそこそこ悪いって方が、良くないんですよね。
とりあえずこの与四死球率のままでもいいですから三振をもっともっと奪えるようになるか、コントロールを安定させるか、どちらかに向かっていって欲しいですね。中途半端に「コントロールも奪三振も」とか考えているとどっちつかずになっちゃうかも。

会田有志はこういう数字で判断しきれないのでね、何ともいえませんけど、ただ与四死球率はちょっと気になるかな、制球が生命線となるでしょうから。
深田拓也、古川祐樹は福田、上野のように悪いと言う気は無いものの、やっぱりちょっとインパクトに欠ける感じ。古川は一年目ですからいいにしても、深田がね、去年あれだけ与えてもらいながら今年も去年とあまり変わらないような数字しか出せていないままだとちょっと厳しいです、四死球を2点台にまで落としてこれればずいぶん違ってくるはずなんですが。
久保はもうこんなもんじゃないのかなぁ、今更三振を奪えるような投手にとはいいませんから、もうちょっとコントロールを浴するというかボール先行になるピッチングをどうにかしてくれれば。



















































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