あぁ巨人が斜め上を行く。。。。
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DIME
2006年09月16日 11:57 visibility294
先日の日記(http://baseballsns.jp/member/437/diary/2572/)内の原俊介の項でちょこっと触れましたが、巨人の課題として「捕手3人制」問題があります。
そんなことを書いていたら実にタイムリーな記事がスポーツ紙にでていました。
「吉川が捕手初練習」http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20060916-OHT1T00081.htm
。。。。違う、いやそれ絶対違うから
うっうっうっ。。。巨人が迷走していく・・・予想の斜め上いかれる・・・・
とりあえず吉川元浩には捕手をさせる暇があるならサードさせてください、お願いですからサードをやらせてください。それとも吉川元浩にはこれほどまでにサードができない理由があるのだろうか。
記事にありますが別に山本光将にさせるのはわるかないと思います、どうせ今の巨人の外野手層は厚いので山本光将あたりにはそうやってでもチャンスを与えるほうがいいでしょう。
でも内野手の場合はそうでなくても層が薄いんですから、特に1・3塁手。そこをまた一人減らすような暴挙はやめてくださいって。
ちなみにこの捕手3人制の3人目を野手でまかなうという発想ですが別に間違ってはいないと思います。
近いものをあげればサッカーでのGKみたいなもので、GKの代わりをフィールドプレイヤーがするのは難しいので、交代枠の最後をGKの負傷に備えて時間ぎりぎりまで空けておく、あぁいう感じです。野球の場合は延長戦がデフォルトでついて来る上に、延長になるかどうかはサッカーより予測しづらいですので「試合の終了まで」最後の捕手は確保となってきます。
この3人目の捕手に求められる「試合の終了まで交代可能であること」という条件が問題をややこしくしてしまいます。
具体的に言えば、仮に捕手3人制を阿部慎之助・村田善則・吉川元浩で、阿部がメイン捕手とします。このメリットは記事にもあるとおり「打撃のいい選手が捕手もできれば、捕手は2人でいいし、その選手の可能性も広がる」ということです。
しかし例えば吉川元浩が試合途中で代打で出場したとします。その後には吉川元浩は野手としていずれかのポジションで出場する必要があります。代打の後ベンチに下がってしまうと再出場は当然できず、3人目として確保している意味がなくなります。
現状で言えば吉川元浩は1塁しかできません。ってことは1塁手をさげなければならなくなってしまうような選手をそう簡単に代打に起用できるのですか?って話です。
今のように本来の1塁手が怪我しているとか、1塁手がいなくても問題ない勝ち試合である(或いは意味ないほどの負け試合である)時ぐらいしか結果的に出場できないのは目に見えているじゃないですか。
もちろん吉川元浩が下がっても村田善則が残るから問題じゃないかという指摘もあるかと思いますが、それじゃあ「捕手2人制」と変わりありません、っていうか捕手2人制です。
もちろん厳密な捕手2人制よりは若干リスクは下がっているわけですがそうだとしても吉川元浩をどこで代打に送るかというのは非常にデリケートな判断となり、単純に打力順に代打を送ることができなくなります。それが果たしていいことなのかと思うと私には決してそうは思えません。
個人的な考えでいえばこういう場合は強打の選手を3人目の捕手に仕立て上げるより、巧手の野手を捕手に仕立て上げるほうがむいていると思います。捕手ほどではないにしろ野手だってリスクがありますからだいたい内野手1名と外野手1名、或いは内外野全てできる1名はベンチに残ることになります。先日の日記であげれば木村拓也・古城茂幸などの位置になります。
その役割の人間はもともと守備がうまい人間ですし、同じような目的でベンチに存在しているわけですからベンチ入り枠をそれ以上つぶすこともありません。
私はそっちのほうが合理的だと思うのですが、なぜか巨人は強打の選手を捕手に仕立て上げようとしてしまうんですよね。
3人目の捕手役を守備専従ベンチ入り野手役があわせて努めてくれればどうせ枠は1つ空くのですから、そこに代打屋をもってくればいいのに。
そういう意味で言えば木村拓也なんて捕手もやっていたわけですから非常に向いてると思うのですが、彼は捕手はもうできないんでしたっけ、なんか前にそんなニュースを見かけた気もしますが。
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- 事務局に通報しました。
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