再開します。

  • DIME
    2007年12月17日 11:51 visibility84

先週は皆様ご協力いただきありがとうございました。
なんかむしろいつもより押してくださった方の数が多かったぐらい?、ほんと感謝です。
今日からは更新ペース抑えつつ、やっていきますのでまた、よろしくお願いします。
本の数が全然減って無いんですけどね、むしろまた2冊ぐらい増えてるんですけどね。


ネタが3つぐらいあったはずなんですが、何を書かなきゃいけなかったのだったかさっぱり思い出せず。
そういえば、オーストラリア代表の左腕を取るとかなんとかいう報道があったりしたそうで。

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巨人が豪州代表の新外国人獲得!星野ジャパンから5Kサウスポー

【ニューヨーク14日(日本時間15日未明)】巨人に球団史上初の豪州出身選手が誕生する。今季パドレス傘下の3A・ポートランドに所属したエイドリアン・バーンサイド投手(30)と1年契約で合意したことが分かった。来週中にも正式発表される見込み。豪州代表として先月来日し、星野ジャパンの壮行試合で打者6人から5三振を奪った中継ぎ左腕。日本一奪回を目指して今オフも積極的な補強をしている原巨人の“隠し球”だ。


巨人の戦力強化に国境はない。今オフも積極的な補強に乗り出している巨人の手は、豪州出身選手にまで伸びていた。

パドレス関係者によると、巨人が1年契約で合意したのは傘下の3A・ポートランドで今季プレーしていた中継ぎ左腕のバーンサイドだ。豪州出身の30歳で、1メートル91の長身。あとは身体検査を残すだけの状況になっているという。メジャー経験がないこともあり、年俸は35万ドル(約3920万円)前後。巨人の助っ人としては“格安”だ。

同関係者によると、バーンサイドが巨人からマークされたのは、11月にヤフードームで行われた星野ジャパンの壮行試合だったようだ。豪州代表として来日して第2戦(23日)の五回に3番手で登板。2回を投げ、打者6人から4連続を含む5三振を奪った。

星野ジャパンは台湾での五輪最終予選を目前に控えていたのに対し、バーンサイドが所属していた3Aのシーズンは9月初旬で終了。すでにオフに入っていたにもかかわらず、日本を代表する巨人・阿部、日本ハム・稲葉、ソフトバンク・川崎という左の好打者3人から空振り三振を奪ったことで、左のワンポイントとしての評価を急上昇させた。

今季の巨人は、林の故障もあり、左腕不足に泣かされ続けた。中継ぎ左腕は今オフの補強ポイントの1つで、ロッテのセットアップだった藤田が自由契約になると、交渉解禁と同時に獲得したほどだった。ただ藤田は今季不振の要因となった左肩の不安が消えておらず、林も11月1日に左ひじの内視鏡手術を受けたばかり。いくらでも中継ぎ左腕の層は厚くしておきたい、というのがチーム事情のようだ。

パ軍関係者によれば、バーンサイドは非常にまじめな性格で、巨人では開幕二軍スタートになる可能性があることも了承済み。まず日本の野球に慣れ、一軍昇格を目指す考えだという。

今オフはクルーンやグライシンガーなど日本で実績のある選手ばかり獲得してきた巨人だが、バーンサイドは大型補強作戦の“隠し球”。豪州出身のリリーフ左腕を巨人で開花させられれば、日本一奪回への貴重な戦力になる。

★日本戦でのバーンサイド

11月23日、北京五輪アジア予選を目前にした日本代表の壮行試合となった対豪州2連戦の第2戦(ヤフードーム)。5−1と日本リードの五回から豪州の3番手で登板。先頭の阿部(巨人)を空振り三振、村田(横浜)を二ゴロ、稲葉(日本ハム)を空振り三振に仕留め、この試合で初めて日本を3者凡退に打ち取った。六回も大村(ロッテ)、川崎(ソフトバンク)、荒木(中日)と3者連続三振。2回を完ぺきに抑え、5−1で勝利した日本を苦しめた。

■バーンサイド (Adrian Burnside)
1977年3月15日、豪州アリススプリングズ生まれ、30歳。96年にドジャース入り。05年から中継ぎに専念し、昨季はブルージェイズ傘下3Aで3勝0敗、33回2/3で32三振を奪った。今季ポートランドでは26試合に登板、0勝0敗。昨年のWBCに豪州代表で出場した。1メートル91、95キロ。左投げ右打ち。既婚。

サンケイスポーツ
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単独記事のわりには、「合意したことが分かった」とか、かなり確定的な言葉遣い。
前に日記でそれしか興味がなかったと書いていたんで、私としては驚くことでもありません。
ただ個人的には自前で育成する前提で若い選手を優先的に獲るんじゃないかと思っていましたが、改めて考えれば左腕が足りない、左腕が足りないと怨嗟のごとく言い続けていたのは自分なわけで、左腕だったらただ助っ人として獲るのもありだったかとちょっと決め付けを反省しています。
でもグライシンガーが確定して、67人になっているわけですから、残り枠はあと1なんじゃないのか。となるとラミレスの線が低くなったってことなのか、それともゴンザレス解雇か、ゴンザレスはちょっと気になるんですけどねえ。

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あぁそうそう、1つ思い出しました。年俸の話。
なんか、「外国人選手にあんなに出しておいて、なんで日本人には出さないんだみたいな発言をよく見かけますけど、契約形態が違うから当然でしょ?としか思えません。
日本人に関しては、先払い金である契約金、独占交渉権である保留権条項、ほんと雀の涙ほどですけど年金の積み立て、実質的に機能不全の年俸調停、それらの条件があるのですから、日本人の契約と外国人の契約をそもそも同じ基準で計ることが間違いです。
手取りの給料と帳簿上の名目給与を比較しているようなもんです、「彼は名目給与で30万(手取りで18万)もらっているのに、私は手取りで20万しかもらってない、なんで彼の方が高いんだ」と言っているのと同じです。

んでもう1つ、契約において、たとえ適正価格はもうちょっと高いけれどそれいより安く済ませることが出来るという状況に置かれた時、適正価格で契約を結ぶ人。
そんな人は私は基本的に仕事目線では信用に足らない人だと判断します。少なくともその人と商売・契約をしようとは思いません、友人づきあいならいいですけど。
人がいいとか誠意を持っているとか評価する人もいるのかもしれませんしその見方を否定はしませんが、私は常識的な判断をせず突拍子の無い行動に出る可能性があるリスクの高い人と評価しますのでお金の関係にはなりたくない。
たとえ、適正価格がもっと上であろうが、安く済ませられるのであれば安く済ませるに越したことは無い、それが正しい商売の感覚だと思います。そして独占交渉権と言うのは適正価格を歪められるもっとも強い権限の1つです、独占禁止法があるのはそのためです。
だから、そういう意味でも批判が的外れとしか私には思えません、むしろ安く済ませられるのに安く済まさない方が批判されてしかるべきでしょう。

「外国人と日本人との給与格差を是正するべきだ、そういう差があってはいけない」と思うのであれば解決方法は、契約形態を同じにすれば=日本人選手の不平等条約を廃止すればいいだけ。
つまり「保留権とかなくして、外国人選手のように契約期間が過ぎたら自由競争」ってすればいい、そうすれば日本人選手が外国人選手より不当に安くなることはなくなります。
とは言っても「日本人選手と外国人選手との金額に差が有りすぎる」と批判する人の多くは、結局は「一部球団がNPB内で実績のある外国人選手を高い年俸で引き抜くこと」への批判をしたいがために、それによる悪しき影響の1つとして批判している事がほとんどなんで、そんなもの認めようとはしないでしょうけどね(笑)。

ちなみに球団にサラリーキャップが無いNPBではこの2つを結び付ける事はこじ付けか或いは都合の良い推測を前提としたものでしかないものでしかありません。日本人に払う年俸と外国人に払う年俸、これの直接的関係性がないからです。
サラリーキャップがあれば、年俸総額に限界が有りますから外国人に高い金を払えばその分だけ日本人選手の取り分は減ります、当然です。でもそれはない。
逆に「都合の良い推測」と言うのは“サラリーキャップという制限は無いけど実際の球団運営上は存在しているはずだ”という推測、具体的に言えば「外国人に払いすぎて金がなくなっているから日本人選手に払うお金が無いに違いない」と証明もせずに財布の限界がある事を前提としてしまう事です。
「日本人が不当に安いのはその証拠じゃないか」って結論を前提を結んで論理を完結させてしまえば、一見ただしそうに見えちゃいます。
でも、たとえ財布に100万円あったとしても、1万円で買える商品に2万円を支払うのは愚か者のすることです、だから安く買い叩いていることはなんら財布の限界を示すことにはなりません。
もちろん、商売ですから自分は100万持っているって事も示す必要も無い、そんなことしたら相手もふっかけようとするでしょう。
サラリーキャップとか経営状態の公開とかが無い限り「球団が年俸に使える限界」がどこにあるかはわからず、そうである以上日本人選手と外国人選手の年俸とが相関しているとは断定できません。

もちろん差をなくせばいいだけですから逆に「外国人側にも不平等条約を拡げる」でも良いといえば良いんですけどね、それを呑んでまでMLBより年俸の安いNPBに来る選手にどれだけの能力を期待できるかは別問題ですが。
日本人選手と同じ扱いになるから今より外国人選手の年俸水準は大きく下がります、具体的にいえばFAした日本人選手に対するNPBとMLBの評価額以上の差がでます、FA日本人選手は不平等条約の一部がないですからね。それでも来るような選手が「助っ人」の機能を果たすとは私は到底思えません。
にもかかわらず、一部球団ではそういう動き(国内移籍の制限)もあるようでいて、目先しか見えてない人が多すぎる。
また、もし仮にそう出来たとしても、外国人選手を本来の選手価値とは違った価格で拘束できると言うことですから、年俸を基準として戦力均衡を図ろうとする事からは逆行します、完全に。
前に書いたように、年俸を基準として戦力均衡を図ろうとするのであれば、市場原理を導入する=複数球団と交渉できるようにしなければいけない、つまり保留権を弱め、多くの選手が複数球団と交渉できるようにならなければいけません。独占契約であればどんな不当な値段でも呑むか呑まないかの選択しかないのですから。

だから、「戦力均衡」というお題目を掲げる人からすれば、「外国人選手にまで保留権条項などを拡げる」という手段は毒なんですけどね、毒だと気づかずに飲み込んでる人のほうが多い気がします。私はそういう論者ではないので知ったこっちゃないですが。

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