開幕14試合目で起きたこと

  • DIME
    2007年04月15日 15:28 visibility72

昨日の試合は、私が見ている限り、どういいつくろってもどこかでミスをしているとしか判断できない点が初めて出た試合でした。
野球の場合ミスって言うのはほとんど結果論というか、失投しても相手が打ち損じれば抑えるし、いい球でも相手が巧く打てばミスとなる、そんなものがほとんどなので、明確な意味でミスといえることって実際はあまりありません。
リードにしてもじゃあ他のボールをなげていたら打たれなかったのかなんていうのは実際に投げてないからわからないですからね、くそボール投げていてもそれをものの見事にホームラン打たれていたかもしれない、見送ってフォアボールだったかもしれない、そういうのはミスの指摘じゃなくて結果論です。



んで私が明らかにミスだなと判断したのは、7回裏に野口茂樹に打席が回って代打が送られ、次の回の投手に深町亮介が送られたこと。どう説明してもどこかにミスがあります。なぜここで深町亮介だったのか。
その前にまず、昨日の深町亮介について。昨日の登板での深町亮介は直球には威力がありましたがコントロールが全くなく、また変化球もあまり良くなかったので直球一辺倒のピッチングとなっていました。ただこれは2軍のときと全く変わりません、2軍のときもこんな投球でした。ノーコンだけれども高めの威力のある直球を振ってくれて抑えていたんです。
だから昨日の深町亮介については、私は初登板だったにもかかわらず自分の投球が出来ていたと思います。逆にいえば自分の投球が出来ていてもあれぐらい打たれて当然です、まだまだ。
もし仮に深町亮介の能力を買って、彼なら8回を抑えられる、それで流れが来ると考えていたのであればそれは明らかに戦力としての見極めのミスです。

次の可能性としては「深町亮介に経験をつませるため」というのがもっとも考えられる理由です。ただそれだとすれば、深町亮介が登板すべきは8回ではなく9回でしたし、たった1点を失ったぐらいでかえてはいけなかった。
あの試合、7回表まで0-4で先発の藤井に完璧に抑えられていました。ところが7回裏に1点を返して3点差に追い上げてました。もしそれで試合をまだ投げていないのであれば、前田幸長か真田裕貴を登板させるべきでした。彼らに任せて、8回裏の攻撃まで待ち、そこで点数が取れなければ残り1イニングの3点差ですからそこで試合をなげて深町亮介を使わせるべきでした。
昨日の試合のように趨勢がけっしきれていない場面で登板させておいて、しかもたった1アウト4人としかやらせていないのに降板させるのは間違っています。経験をつませるためであるならば昨日の試合など捨ててしまって5点取られようが10点取られようが投げさせるべきでした。それをするためには9回まで待つべきでした。

まとめますと、7回終了時点で負け試合と判断して深町亮介に1軍を経験させることを優先しようと考えたのであれば、あの交代はミスです、どれだけ蜂の巣にされようともかえてはいけません、何を経験させるつもりだったのか。
7回終了時点でまだ負け試合でないと判断していたのであれば、深町亮介はそこで投げることの出来る投手ではまだありません。彼がどれぐらいの戦力になるかを見誤っていたわけであり明らかに2軍での投球内容に関する認知不足です。

せっかくの深町亮介にいい経験をつませるチャンスだったのにあんなに簡単に代えてしまった事が残念でなりません。せめて5点は我慢して欲しかった。

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