各球団、戦力外選手 コメントその2
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DIME
2006年10月18日 02:58 visibility110
各球団の戦力外選手に対するコメントです。引退・戦力外通告など状況の違いに関してはとくだん区別しておりません。
その1を書いた後に発表された部分に関してのコメントです。その1に関しては日記をたどってください。
速報性よりも正確性を重視している(=違ったときに書き直すのがめんどくさい)ので球団公式HP・報道などで発表が確認できたものに限り記載しています。
外国人はポジションの枠を超えて別枠で書いてあります。
戦力外選手の一覧についてはこちらで確認してください。
http://baseballsns.jp/member/437/diary/3232/
合同トライアウト予定
11/6 :フルキャスト宮城
11/27 :千葉マリン
パ・リーグ
・ソフトバンク
もともと3人で済むはずがなかったので追加があったこと自体は想定内なのですが、中身(=選手)が思いっきり想定外でした。
具体的にいえば大道と定岡。同じ事を巨人がやっていれば今頃大騒動になっていると思います。っていうかこれで大騒動にならない方が正直疑問なんですが、ソフトバンクファンの皆様。
まずソフトバンクが大道を最後まで面倒見ないっていうのは、桑田が巨人の引退勧告を蹴るぐらいびっくり。いやむしろこっちのほうがびっくりかもしれない。
投手の場合は一人で負け試合を作れるが野手の場合は一人で負け試合を作ることはほぼ無理だし、どっちかというと野手の方が「代打の切り札」などとして投手よりも使い道は見つけやすい、にもかかわらずこんな対応をするなんて。
ここ数年の桑田を見れば球団の判断をやむなしで、むしろ球団側はぎりぎりまで我慢していたという図式は誰でもわかるところだが、 大道に関してはまだ今年も1軍で60打数(44試合)と戦力になっているわけだし、球団は功労者に対する優遇まったくなしで戦力外としてしまってる。
正直巨人の桑田に対する対応と比較しても雲泥の違い。いやほんとになんでソフトバンクファンは巨人ファンほど球団に対する声が上がらないんだろう?
定岡に関しては、最初の頃に山本賢寿投手について書いたとき(http://baseballsns.jp/member/437/diary/2624/) に「2年目」で解雇するという特殊性は述べたとおりです。
個人的にいえばそこで書いたとおり、画一的に○年間はとりあえず面倒見るなんてのよりもこういうののほうが良いと思っていますが、でも同じ事を巨人がやったとき(=山本とか入野とか石川とか)に起きた反応を見るとやっぱり巨人というのは因果なチームだと思います。同じ事をやっても巨人がやると悪者扱いなのにね〜ソフトバンクがやったときのこの反応の鈍さ(笑)
もちろんそうなってしまうほど巨人が悪行を繰り返してきたわけでは全くなくて、こうやって同じ事をしていても巨人だけが過剰に取り上げられるからそれがまるで巨人だけ特別悪いかのように見られてしまってるんですけどね・・・・まぁこのあたりの可哀想さが私が巨人ファンな理由なんですが。
・楽天
根市もついに任意引退ですか、って感じ。いろいろなドラフト系サイトや評論家に同年の高校生ナンバーワン素材と評価された投手ですが結果はこうでした。
1軍登板無しで3球団に在籍するというのは史上初めての選手、となってしまった事が素材としての素晴らしさは誰しもが認めるところだったというのを示しているのはもはや皮肉でしょうか。
正直彼を見れば、特に高校生をドラフト時点において素材、特にフォームや球速で判断することは必ずしも優れた方法ではないことがよくわかると思います。
彼の場合はそういう「見た目」は素晴らしかったのですが、弱気というかネガティブな性格などに問題がありました。そのあたりは素材のよさにもかかわらずドラフト下位指名であることからも伺えると思います。
個人的にも今年ジャイアンツ球場でみたときにスローカーブとかで交わそうと(しかも失敗)しているピッチングスタイルだったのでちょっと厳しいかなぁとは思っていました。弱気な人ほどピッチングは強気に行った方がいいとおもいますけどね、別に野球に関わらず普通の仕事などでもそうじゃないでしょうか。
参考:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/t-baseball/kikaku/003/2.htm
セ・リーグ
・中日
川相昌弘選手、ほんとうにお疲れ様でした。一部で巨人に戻ってきてくれなかったのかと嘆く人も居ますけど私は戻ってきて欲しくなかったかな。
ここでも他のサイトでも川相に関しては否定的に書く人なんて見たことないので多分こんな事を思う人間なんて私だけなのでしょうが、本当の意味でのチーム愛がある人とは決して思えませんでした、特に巨人を出て行った前後の発言があまりにもちょっと。
当時の対応に関しては100%巨人側に非がありますが、その後の巨人への発言に自分を育ててくれたチームへの敬意とか愛があるゆえの諫言という雰囲気が全く読み取れず、最後に大きな失態があったとは言えその憂さ晴らしに後足で砂を掛けていったように私は感じました。ようやく自分とそりの合わない球団から抜け出してせいせいしたっていうのが出ていて礼儀を失していました。そのようなチームに対する最低限の礼儀を欠いてしまうようなベテラン選手を育ててしまうような巨人側にそもそも問題がありますけど。
その後の発言を見る限りでもやはり巨人というチームに対しての愛着をあまり抱いていなかったようですし、これでよかったんじゃないかなぁと思います。
最後の発言を見るにしても、下位指名の自分がずっと続けられたのは奇跡だというような発言があるのであれば当然その素地を作り上げたところに対する感謝とまでは言わないまでも尊重があってしかるべきだと思いますが、返す刀で最後の3年が一番良かった、ですからねえその程度の人間だったんでしょ。
会社でもよくいますけど、なんでも批判すればそれは相手に対する諫言・金言だと思ってる人ってのが私は大嫌いで。そういう人の発言って相手に対する敬意を持った言葉に感じないんですよね〜ほんとにそういうものがあれば批判以外の言葉も出てこないはずがないと思います。どうも祖父母に育てられたせいかそういう礼儀とか相手への思いやりみたいなのが非常に気になってしまいます。
とまぁ嫌なことばかりいいましたけど、それほど嫌いな選手って事ではないですし、人間性でもお子さんを非常に大事にしているところとかは好感が持てます。
選手としても自分のスタイルを作り上げてそれを徹底した姿はかっこよかったですし。90年代の巨人を代表する選手だったことは変わりません。これからも敬意を持って見続ける人だと思います。
・阪神
片岡はほんと大変だったなぁと思う。偶然チームが黄金期に入ったから良かったものの、FA移籍して結果の残せなかった頃のバッシングには相当のものがあった。
だから正直あんだけ盛大なセレモニーをするのも何か意外な気がした。まぁ日ハム時代の成績を考えればあれだけのことをされて当然の選手ではあるのだけど。
・ヤクルト
多くの方がコメントしているようですけど土橋。彼もまた川相のように自分のスタイルのある選手でした。
あの特徴的なバットのテープは長打狙いのバッティングだった土橋を効果的に修正させるために野村監督がさせた策でしたっけ、いつのまにか土橋の代名詞にまでなりました。
川相にしろ土橋にしろ、こういう選手がまた出てくるのかなぁ。こういう選手が許容されるようなプロ野球界であって欲しいと思います。
・広島
鈴衛捕手、広島の“妖精”。こういう選手が「一部で大人気」になってしまうのもネット時代のなせる業でしょうか。
実働11年間で1軍出場2試合、いずれも代走のため打席はなし。前述の根市も史上初の特殊な選手であるとすれば、多分この11年プロ野球にいながら打席記録無しというのも多分史上初?
こういう選手にまで一部のマニア以外でも目が向いてしまうような時代になってしまうのは・・・いいことでもあり悪いことでもあるような。
このような特殊な成績になるというのは結局単純な戦力という枠の外で大きな強みがあるということなのでしょう、球団に残って後進の育成に努めて欲しいと思います。
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- 事務局に通報しました。
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