【巨人】　吉武投手とはまた意外な

こればっかりは28人の名簿が発表されないので、誰を取るべきだったとか取るべきじゃなかったとか指摘するのが非常に難しい。っていうかその名簿ないと無理、妄想の域を出ない。

で終わってしまってもしょうがないので、推測するわけだけど、手がかりらしい手がかりといえばこのニュースぐらいか。 一部抜粋すると

「けが人と若手は（プロテクトから）外した。取る方は即戦力が欲しいだろうからね。ウチはそれ以上の選手を取ったのだから、ある程度は仕方がない」

もちろん吉武の年で若手に入るわけがないので、もし当てはまるとすればけが人のほうだが、吉武が怪我したというニュースは無かったと思う、今年も1年間ずっと1軍登録されっぱなしだったはず。

2年連続で中継ぎとして60試合前後＆60回以上をなげてはいるけど別に中継ぎ投手としてみれば酷使といえるほどの数字でもない。

となるとソフトバンク側しか知らないような勤続疲労に関する怪我情報があるのか、はたまた単純に28人の戦力から外さざるを得なかったのか。

たぶん後者じゃないのかなぁとは思うわけだが、それにしても今年60イニングもなげた投手（チーム7番目）を外すか・・・・外すかもなぁ。 

前に書いたように28人という枠で考えていくと中継ぎ投手陣に振り分けられるのはせいぜい4名。むしろDHあり＆外人が中心に少ないホークスの場合は巨人よりさらにシビアで若手枠を考えれば4名も枠は無い可能性のが高い。

今年の成績と年齢からして馬原と藤岡は確定。続くのが三瀬・篠原・吉武、どう考えてもこっから1名は外しておかないと他が足りなくなる。

名簿作成時点では大社ドラフト前なので巨人があそこまで左腕指名をするとはわかっていなかった。となると左腕の三瀬・篠原よりも吉武を外しておいた方が巨人が取る可能性は低いと踏んだか。

散々巨人側の件で書いてきたようにこの28人のプロテクト枠っていうのはあまりに人数が少なすぎるのが今回の吉武獲得でもわかるのではないだろうか。

んで獲得の意義だが、投手を取るつもりでも自前の投手陣は若手投手（ほぼ右腕）が飽和状態にあるので投手を取るのであれば若手を取る必然性は薄い、取るなら即戦力だろう。

また中継ぎと抑えの悩みは永遠の友とさえなりそうな巨人だからひとまず投手を獲得するのであれば、他球団で中継ぎとして実績を積み重ねている投手というのは間違いなく最重要強化ポイントである、前田幸長しかり。

左右の別で言えば左腕投手のほうが欲しいところではあるが、左腕にこだわって実力が伴ってなければ元も子もないので「左腕」ということよりも「計算できる中継ぎ」の方が属性としては優先される。っていうことはここ２シーズン結果の残っていない三瀬・篠原よりは結果を残している吉武のほうが優先されるのもおかしくない。

問題は野手との比較の場合であるのだが、こちらであれば現在の巨人は特に若手野手の頭数が少ないので誰か（できれば右打）を獲得しておいても良かっただろう。

ただその誰かが誰なのかが名簿がないのでさっぱりわからない。○○がもし外れていたとすれば○○のほうが良かったのではないかと仮定を二重に重ねて考えるのは思考というよりも想像に近い。

まぁ正直なところ中継ぎ投手をとれるのだとすればここ数年結果の残せていない三瀬投手か篠原投手だと思っていたので吉武投手が取れたというのは素直にありがたいと思う。

ただ1点気になるとすれば、吉武は今年で1軍登録日数が７年と130日ほどになってるはず。FA取得まで＠2年。まぁなかなか宣言することは無いとは思うけれどとりあえず勘定に入れておけるのは2年。ちょっと短いかなぁ。