矢野輝弘選手、引退に思う。


多くの方が、書かれておりますように、
阪神ファンならずとも、ファンの多かった矢野選手が引退発表しましたね。

私も非常に感慨深く、また阪神選手のコメントなどで、ついホロッとしております。。。


遅咲きの選手、と言っていいでしょう。

東北福祉大を出て、中日にドラフト2位指名されたのが1990年の暮れ。

ちなみにあまり知られてませんが、2位で巨人と競合、中日が抽選で指名権を獲得したのです。
巨人になっていたら、、、随分、彼の運命は変わったと思います。

ちなみに、この時、まだお元気だったドラフトの名物司会者・パンチョ伊東さんから、

「中日、矢野テル弘、捕手、22歳、東北福祉大学」

と間違えてアナウンスされた、という逸話があります。

まあ、それでなのか、星野仙さんは矢野を「テル」と呼んでおられましたw



そして、あの1997年暮れのトレードです。

虎男さんも書かれてましたが、

阪神・関川、久慈ー中日・大豊、矢野


の2ー2トレード。


これには裏話がありました。


以前にも書きましたが、当時の押しも押されもせぬ中日の正捕手は中村。
強打、強肩で当時は鳴らしておりました。

で、中日サイドは、ナゴヤでよく打つ桧山が欲しかったのです。


中村を出すから、桧山をくれないか?

この話は、とにかく捕手難で困っていた当時の阪神・現場首脳陣はもろ手を挙げて大喜び。
桧山も当時は大物打ちが目立ち、ムラの多いバッターでしたから。。。


阪神・桧山、久慈ー中日・大豊、中村


が決まりかけていた、という話です。


で、これにストップをかけたのが、阪神の本社サイドだと言われます。

人気者・桧山を出しては、世論が怖い、と。


その結果、結局、上記のトレードで収まりました。


これは阪神にとっては、後々、大変大きかったと思います。

トレード下手な阪神にしては、
私は3本指に入るくらいナイスなトレードだった、と思います(笑)

何せ、矢野選手を獲れた訳ですから。
また、よくぞ桧山を出さなかった、と思います。


星野仙さんは、トレード時には、テルは本当に出したくなかった、、、と言い、
2002年に中日解雇、電撃阪神監督就任の際には、
やっぱりテルを出して良かった、これは運命やな、と言ったそうです(苦笑)


そして、仙さんの下、2003年に優勝を果たしますが、時に矢野は35歳。

ここから一昨年、ケガで倒れるまで正捕手で素晴らしい成績を収めた訳ですから、
本当に凄い選手だ、と思います。



また、矢野選手はヒーローインタビューなどを聞いても、
本当にクレバーでハッキリした受け答えを致します。

というか、話が本当に上手いし、盛り上げるのも上手い。
一種のアジテーターとしての才能も凄くある人です。
求心力があるんですね。


この人は必ず、素晴らしい監督になります。
ので阪神は、一旦外に出すにしても、絶対に離してはいけません。

まあ、矢野さんの解説も聞きたいですが、
早く現場に入って首脳陣の仲間入りをしてもらいたいですね。



思い入れが強すぎて、長くなってしまいましたが、
矢野選手、改めてお疲れ様でした!



夢を感動を、、、本当にありがとうございました。








































































































sell阪神

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