業界用語講座。


野球のない日は、やっぱお笑いネタでしょうか?(爆)

 

最近、業界用語ネタで売り出しております夙川アトム。

 

面白いは面白いし嫌いじゃないんですが、業界用語に関してはちょっと物申したい、と思いますw

 

なんせこちとらも、バンドマンのはしくれとして、もうプロで30年近く食ってますので、正しい業界用語を皆さんにお伝えしたい!!!(力説するほどでもない。。。爆)という訳で。。。


 

 

まず、いわゆるサカサ言葉ですね。これは古くは戦後のジャズ・ミュージシャンから派生した、と言われております。

 

だから業界用語、というよりバンドマン用語なんですね、元は。
で、何故ひっくり返したか、というと仲間ウチで話す事を他にすぐ判らないようにするため、だったそうです。


これは警察関係とかの対応策だった、とも言われております。
、、、というと元来ミュージシャンですから、ピンとくるでしょ?(笑)

なので正直、あまり良い言葉ではありません。下品な言葉です。

それが今はあまりミュージシャンも使わなくなっており、
ほんの一部のTV・広告業界に残っている、というのが事実です、はい。


それではまず、そのサカサ言葉の基本をお教えしましょう。

サカサにするのは、ほぼ2文字か3文字の名詞です。
2文字の場合は、サカサにして間を延ばすのが通常であります。

代表的な用語をいくつか並べましょう。

シーメ→めし。いわゆるご飯、ランチをさす。
ルービ→ビール。
ケーサ→酒。
ネーカ→金。
ラーギャ→ギャラ。
ナオン→女、女性の事。
ジョカノ→彼女。
チャンネエ→ねえちゃん、オネエチャン。
サマバー→ばーさま。
テルホ→ホテル。

などなど。

で、一部動詞、助動詞などにも応用されます。

ミーノ→飲み。酒を飲みに行くこと。































イーク→食い、食べる。

スイヤ→安い、安いこと。

マイウ→うまい、おいしい。
リーヤ→やる事、する事。
バイヤ→やばい、危ない。
シーナ→なし、ない事。
リーア→あり、あろ事。

リズム的に多い場合も一部ありますが、基本は2、3文字です。
チャンネエなどはリズムが弾みますから多くても良いんです。
とにかくリズムが大事なので、長い言葉はサカサにしません。


(応用例)

・昨日、ナオンとさ〜シーメイークしたんだけどさ〜、ミーノだけでテルホもシーナよ、トホホ。。。













・いや〜、ラーギャはスイヤだったんだけどさ〜、アゴアシ付きにごまかされてさ〜。

注)ちなみに、アゴアシも業界ではよく使う言葉の一つです。

アゴ→食事、或いは食事代。
アシ→交通費。





 

バンドマン用語なので、楽器もありますね。

 

ヤノピ→ピアノ

ターギ→ギター

スーベ→ベース

コイタ→たいこ、すなわちドラム。

 

ドラムがラムド、にならないのが面白い所w

 

 

ちなみに夙川アトムや、流行った歌のように地名を逆にする事は昔はなかったです、はい。


ギロッポンやザギン、とかですね(笑)



 

 

 

あともう一点、業界用語には、ツエーマンとか、デーセン、という言葉があります。
これは基本的にお金(ラーギャなど)の数を言います。


これはもう元々、音楽用語なんですね。






 

ドレミファソラシド、を英語で

 

CDEFGABC、と言います。さらにドイツ語では、

 

ツェー、デー、イー、エフ、ゲー、アー、ハー、と読みます。これが、

 

1234567、になる訳です。

 

 

例えば、

1万5千円は、ツェーマンゲーセン、と言います。

では8になると?9になると?




 

 

8はオクターブなので、オクタ、と言います。
9は単純にナイン、と言います(笑)

 

 

4万8千円は、エフマンオクタセン、と言います。
2万9千円は、デーマンナインセン、と言います。

さらに単位があがると、

10万円は、ツェージューマン、
30万円は、イージューマン、と言います。

こういう言い方も金額を表で言っても人に判らないようにしたバンドマンの工夫、が伺えますね。


こんな所で、業界用語を基本的にご理解頂けましたでしょうか?
念のため、理解したからって使おうとはしない方が良い、とは思います(爆)


では簡単ではございますが、これにて業界用語講座を終わらせて頂きますwww














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