成長の実感
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Tコーチ
2010年10月14日 20:29 visibility78
練習へのモチベーションを高める要因の一つとして、選手らが自身の成長の実感を得ることは、大きな効果があると思います。
自分の考えですが、練習が続かない人の原因の一つに、やっても成果がないと考える人が多いのではないかと思います。
練習しても効果が出ない。
こういった理由付けをする人の理由の本音としては、「頑張ったのにすぐに結果が出ない」という人が多いのではないでしょうか?
この、「すぐに結果」というのがキーポイントだと思います。というのも、スポーツの上達において大事なのは、すぐに結果がでることよりも、地道に努力を続けることによる小さな進歩が積み重なることによって、やがて大きな成長となるわけなのですが、そこを実感することは、簡単に見えて、かなり難しいことのように思います。
自分がよく例に出すのは、ダイエットと夜食です。
ダイエットをしても失敗する人の共通点として、やればすぐに結果がでると思っている人が結構いると思います。食べたいものを我慢したり、運動を頑張って行うものの、なかなか思うように体重が減らず、やがては諦めてしまい、地道な努力を怠ってしまう。
その一方、ダイエットを諦めたところで今度は夜食や間食など、太る要因となる行動を始めたところ、すぐに「太る」という効果がでないにもかかわらず、地道にコツコツと夜食を続けることによって、最終的には体重が増えていく・・・
あまり良いたとえではないかもしれませんが、納得していただけるのではないのでしょうか?
野球を上達させるに当たって、やはり地道な努力は大切です。
では、どうやって地道な努力を続けさせることができるのか?
一番簡単なのは、野球を楽しませることです。好きこそものの上手なれという言葉がありますが、野球が好きなら、ボールを投げ続け、バットを振り続けることが苦になりません。
成長してるかいないかにかかわらず、地道な努力を努力と思わずに継続しているわけですからね。
あとは、目標を持たせること。ただこれは、目標を達成したあとに次の目標を見つけられない場合、「燃え尽き症候群」になってしまうリスクもありますが・・・
三番目に考えられるのが、小さな成長でも良いので、彼らがそれを実感することだと思います。
コーチとして大事なのは、この小さな成長を伝えてあげることかなと、自分は思っています。ただ、そういった変化をみつけることは、決して簡単なことではないと思います。だからこそ、指導者と言うのは、そういった細かい部分を見つける眼力が必要かもしれません。
人の悪いところをみつけるばかりではなく、良くなった点を見つけてあげる指導者にならなければいけない。今の自分では力不足だと思いますが、なんとか頑張っていきたいと思います。
- 事務局に通報しました。
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