スミ1で勝利

今日の中日は1−0のいわゆるスミ1の勝利でした。前回は朝倉ががんばったものの敗れてしまいましたが今日は中継ぎ陣も頑張り、最後の岩瀬の3者三振はお見事でした。

8回の裏の先頭打者はガイエルだったわけですがワンポイントの小林がしっかりと抑えてくれました。前回も彼のことを書きましたが自分は彼の存在はものすごく大事だと思っています。ただ単に左キラーをこなしてほしいという理由だけでなく、彼の存在意義が他の野球選手にとって大事な事を教えてくれる気がするからです。

いわゆる職人という生き方の確立です。

今の彼は基本的に勝負所で左を抑えるためだけに使われています。ただこれは言い方は悪いですがそれ以外は戦力として考えられていないということを意味しています。しかし彼はその場面でこそ力を発揮するような専門的存在であるために必死に頑張っているだろうと思います。

「彼は他の場面では輝けないかもしれない。しかしあの場面では彼しかいない」

森野のようにどこでも働けることを強みとする人もいれば特定の部分だけ活躍することを強みとする選手もいる。そしてお互いチームにとって外せない人間である。

そういった選手それぞれの存在意義、いわゆるアイデンティティを出すことの大切さを彼らは見せてくれていると思います。

SMAPの歌のまねになりますが「ナンバー1ではなくオンリー1になる」ということの大切さも選手には目指して欲しいと思います。

それを考えて自分なりのものをつかめばどの選手も1軍から注目される存在になりやがてはチームにとって大切な人間となるでしょう。小林みたいなのがしっかりと結果を出していけば今後の選手にも大きな励みになると思います。是非とも頑張ってほしいと思います。

彼だけでなく、小笠原もよく頑張ってくれました。昨日は朝倉の守備について書きましたが今日は小笠原の守備でひとつ思ったことがあります。

7回2アウト1、3塁で打者青木を迎えた小笠原投手。結果はピッチャーゴロで見事抑えたわけですが彼の守備に注目したいと思います。彼は青木のゴロに対して両膝をつきショートバウンドのボールを押さえる捕手のような形でゴロを捕っていました。

あの場面、打球が弱くしっかり捕ればほぼ間違いなくアウトになる場面。彼は打球が弱かったこともあってか場合によっては体にあててもよいような捕り方をしていたように見えます。あの場面、ゴロをそのままグラブでとってもいい場面ですが万が一グラブではじいてしまってゴロの軌道が変わってしまったら内野安打もありえたかもしれません。

意識的にやったのかどうかわかりませんがそういったことを想定してまずは前にしっかりとボールを捕るといった意識がそうさせたのなら良いプレーだったと思います。前にこぼしたとしても投手ゴロですからほぼ間違いなくアウトにできるタイミングだったからこそ変なミスをしない守備をしたところを評価したいと思います。

今日は良い勝利でした。明日も勝って自分がいつも言っている勝ち越しを狙ってほしいと思います。

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