【サッカー 甲府】甲府1-大宮1 黄砂に吹かれて聞こえる歌は

 当日は、諸々の準備があるため駐車場に車を入れたのが9時前。それこそ8時45分には到着。GWの後半戦スタートであり、カーラジオから流れる交通情報では中央道は早朝より40キロの渋滞と伝えていたにも関わらず、52号線はトラックもなく順調に走行。で、そのような時間に到着した次第。


 


 駐車場からいつもならのぞむことのできる曽根丘陵、御坂山塊は薄ぼんやりと霞がかかったようで、それこそ春霞なら情緒あふれるものであるが、黄砂で視界不良とは全くもってくらく気分を殺ぐもの。


 


 9時30分と少し早目の集合となったのはゲーム開門前のイベント「ゲーフラ大会」の準備・運営のため。


 例年GWのイベント、Jリーグファミリーjoinデイズは震災のため中止。個々のクラブが独自に実施するイベントのみ。今回も行ったのは、布とポールを用意してのゲーフラ大会。先着50組の家族向け。


 


 作成したゲーフラはその作成者とともに写真撮影し、優秀作品は次回のマッチデープログラムに掲載されます。


 ここ数年来、この運営の手伝いを行っていますが、毎年クオリティが高くなっています。力作、秀作ぞろいです。ゲーフラ文化も十二分に根付いたようですよね。


 ちなみにこのゲーフラ教室の講師の作品が今回のマッチデーに乗ってましたが、その講師曰く「今回は出番が無い」とのこと。講師ではなくこれから顧問に昇格でしょうか。


 


  


 


 さて、年々クオリティが高くなっていくゲーフラ教室のこども達に比し、あまりの馬鹿さ加減にあきれてものが言えないクオリティの低さが目立ったのは言わずと知れたこのゲーム。


 序盤から、ボールのおさまりが悪い、中途半端なパスをしパスミスの連続、それこそ、守備と言ったらあたりに行く訳でもなく、ただただウオッチャーになっているだけ。いいようにあしらわれて、サポーターのフラストレーションがたまる一方。


 ゾーンデフェンスといえば聞こえが良いが、結局守備陣がアタックしに行かないことを見抜かれており、応用が利かないと言おうか、すべて後手後手に。


 それが養父の思わぬ負傷のせいであるのなら、それこそ、応用が出来ないというべきか、学習能力が無いと言うべきか、他のフィールドプレイヤーそれに即した対応ができないチーム状態を呪うべき。


 結果阿部が交代で入ってから以降、ある程度おさまりがついたことを考えると、これが杞憂であってほしいと願うばかり。


 


 追加点が取れないのは、さすがに攻撃があまりにも単調過ぎるから。それこそ、富田も負傷で思いがけなく柏を投入せざる負えなくなり、きっと三浦さんの交代要員のイメージがもろくも崩れ去ったのはいたしかたないにしろ、片桐を見てみたいと思ったのは私だけでないはず。


 もし呪うのなら、最初の45分間、仕事をきちんとしなかったDF陣と、ボールを危機感なくでした中盤を責めるべきか。加うればあの位置で内山を使うのは‥‥。


 


 結局、開幕前の下馬評通り順位が定位置に来てしまった。まだ、4試合とはいえ、今後そうそう簡単に勝ちが拾えるゲームが無いだけに、このゲームなんとしてでも勝ち点3を取りたかったのは、中銀スタジアムに集ったすべての想い。


 


 ゲーム終了後、それこそ、コールリーダーF崎くんが「広島行くよな」ってあおるから、医大前のセブンイレブンで、ビックアーチのチケットを買ったのは言うまでもない。


 


 甲府盆地の黄砂まみれのスタジアム。それこそ黄砂に吹かれて聞こえる歌は、忘れたくて忘れた無くしたくて無くした辛い恋の歌。眠りを破って聞こえる歌は、わかってるつもりの紛らせてるつもりのひとつだけの歌。それは、ずっと歌い続けた、






























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