禍転じて福となす?
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太田町見付
2010年05月10日 23:52 visibility131
GWの過密日程は選手も辛いがサポーターも同様に辛いもの。選手の肉体的疲労は当然のことながらサポーターの場合はそれに財政的な疲労が加わる。
徳島は富山→鳴門→宇都宮→鳴門→甲府と、いくら高速料金が1000円となったとはいえ、その移動距離たるやサポーターの財政状況を悪化させるにはそこそこ十分なもの。調布→甲府→横浜→甲府→甲府と総移動距離が450キロとまるで近場の行楽地しか連れて行かない甲斐性なしのパパのような行動距離では、疲労も財布の中身も他チームの羨望も的。
それゆえ、サッカーの神様はアドバンテージを打ち消すかのように気温を本日も上昇させます。
そんな神様の気まぐれの餌食になってしまったのが山本英臣。久しぶりの先発で意気軒昂な柿谷をマークしたため開始早々の負傷(肉離れ)交代に。まさかここであっさり交代カードを切ってしまうとは。最近の小瀬の神様はむらっ気がすぎます。秋本を下げここに保坂置き態勢の立て直しを図ります。
セオリーならば選手交代の虚を突く攻撃と相成るのでしょうが、徳島もそんなこともせず、こちらも交代が開始5分と早い時間であったことから比較的安定させることができました。ただ、ゲームは暑さと連戦の疲れから大きく動くことはなく互いに狭いところで小刻みに動きます。
大きく動くのは、コンパクトに動いていたガラ空きの左を柿谷に狙われクロス、ドンピシャのタイミングで津田がトラップそしてシュート。まずは1点先行‥‥。小瀬に静寂が‥。ただこれはハンド。徳島のカウンターが決まるやに見えました。
甲府も、内山のシュートがゴールネットを揺らしますが線審のフラッグが高々揚がります。
結局両チームとも決め手に欠き幻の1点づつのみ。
こうなると得点は徳島のお株を奪うようなドン引きでカウンターでもしない限りゴールの匂いすら感じれないと思ってしまう自分が。
後半立ち上がりは徳島の果敢な攻撃に防戦一方。秋本と荻の踏ん張りでなんとか耐え忍ぶ。そんなカウンター気味に突進し、中央のマイクにボールを預ける。マイクはそのボールで遊びかけるも態勢を立て直しシュート。ようやく審判からケチをつけられることのない1点をGET。
ただ、2点目がなかなか奪えません。マラニョンのシュートも、片桐のクロスも、そして調子づいたマイクもボールに合わせることができません。
積極的な交代を行った徳島も、入った平繁が動きが鈍いものでしたし徳重も同様。甲府は石原を投入したのみ。やはり最初に交代枠を不本意な形で使ったからでしょう。
疲労と暑さが選手の体力を奪い続けます。吉田、マラニョン、そしてマイクまで交代させたい選手は何人も続出。
そしてゲーム終了。勝ったとはいえ派手さもなく、華やかなGWを締めくくるにはやはり物足りないゲーム内容。
山本のケガがオフィシャルでも発表され全治4~6週間とのこと。FW陣はようやく目鼻がついてきたがDFがやはり問題。臣の代わりには、津田・池端・東間はたまた柳川、誰を使うか、選手層が厚いといっても甲府のDF陣はすぐ自滅崩壊する悪癖があるから、ここは思案のしどころ。誰にでもチャンスはある。
安定した戦いができるか否かで、折角キープしている3位の座から滑り落ちるかどうかの瀬戸際に。GWは負けなしで終わったが、安定した戦い方をしているわけではない。笑ってはいられない。
筆者のひとりごと
(交代で入ったルーキー柏のチャントが、昨年まで久野だったもの。先シーズンは一度もトップに立つことはなかったものののいきなり久野のチャントを使うとは。外池のチャントを片桐で使うのとは訳が違う。心中複雑になった小瀬のゴール裏での30秒)
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- 事務局に通報しました。
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