イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)
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太田町見付
2010年05月08日 23:55 visibility80
試合終了後コールリーダーのW君の茫然自失の姿をみるにつけ、これから立ち直るのは一晩寝ただけでは無理なことかとも思ってしまう。5.8ショック。ただ、最近の3試合連続での逆転勝利を、自身の実力と勘違いしたことが、今日の敗戦につながったのかもしれない。慢心が生みだす陥穽にまんまとはまったエスパルス。
キックオフからその動きは緩慢なものであったし、淳吾のパス出しもそのコースに変化がなくカットされてしまう。
セットプレーの失点は、ホーム側で。ヘッドで押し込まれて1点ビハインド。失点するときはいとも簡単。
新潟のプレッシャーがとにかく淳吾に集中する時間もあり、中盤でのキープができなし縦パスも通らず八方ふさがりの状態。いや、自分達でゲームを壊しているような感じ。
それこそ今日出場した廣井、平岡、児玉、武田のサテライトカルテット(児玉はケガからの復帰だったが)がもう少しあたって攻撃の芽をつぶすなど自身のアピールも含めその積極性をいかんなく発揮してほしかった。
ゲームを左右する次の得点は前半終了前に生れる。与えてはいけない追加点。球威がないシュートだからこそきちんと武田にとめてもらいたった。
後半は、廣井に代えて淳平を投入。児玉を真ん中に据え守備の安定を図るとともに淳平を守備攻撃の両面で使える位置SBに。
ハーフタイムで監督の雷が落ちたのか、選手交代が功を奏したのか、前半とは打って変わって俊敏な動きを見せる。
兵働のドリブルから岡崎へ、、辻尾から岡崎、淳吾からヨンセン、多様な攻撃パターンでゴールを狙うものの得点には至らず。結局後半20分までに得点を奪えなかったことでゲームの全体が見えてくる。
永井、真希を投入し局面打開を図るものの時すでに遅しの感も。
淳吾のFKも策士策に溺れるを地で行く中途半端なもの。アディショナルタイム前後のゴール前での混戦も押し込むことができずTHEEND。
結局、無敗記録はナビスコも含め12でストップ。このような記録はいつかは途切れるものだがまさか完封負けになるとは悔やんでも悔やみきれない。
ゲームの入り方に失敗して自分で自分の首を絞める結果になってしまった。特に今日はホームゲームだから積極的に行けたはずなのだが、DF陣を含め最初から引き気味になったことから新潟に付け込まれる隙を生んでしまった。元来横綱相撲などできないチームなのに、それこそ逆転勝ちの連続で知らず知らずのうちに自分達の力を過信してしまったのかもしれない。それが慢心に変わり、新潟相手だからという驕りにつながったのかも。
伸びた天狗の鼻っ柱を折るのにはちょうどよかったのかもしれません。
次節FC東京戦までにこの敗戦のもやもやを払しょくすること。W君の「勝つぞ!勝つぞ!絶対勝つぞ!!」が再び甲高くスタジアムに響くでしょうから。
タイトルは双葉山の連勝が69でストップした時、師に電報を打って知らせた際の逸話です。語源は荘子だったかと。チームもサポーターもなかなか木鶏になりえない昨今。
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- 事務局に通報しました。
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