【サッカー 清水商業】 アデッショナルタイムは突然に

 午前中の静岡は雲が多く冬晴れとはいかなかったものの、埼玉スタジアム2002は雲一つない快晴。


 ちょうどスタジアム入りしたのは、浦和東が2点目を決めたところ。その後立て続けの得点は、相手チーム那覇西にとってはまさに残酷な天使のテーゼ。


 


 埼スタ第2試合は清水商業と熊本ルーテル学院との対戦。


 ルーテル学院のブラスバンドの奏でる「新世界」に圧倒されつつも、清商サンバを聴くと高校サッカーなんだと妙に安心感。ブラバンの曲からいえばルーテルはまさに質の高いもの。清商は昔ながら(と言っては失礼)の高校ブラバン。


 


ゲームは終始清商ペース。ただ、ゴール前まで持っていくものの、フィニッシュの精度がいかんせん‥。さらにはルーテルの厳しいチェックにあい、仕事をさせてもらえない。


テクニックはルーテルを上回っていたし、パスもつながっていたのに、ルーテルの攻撃は雑であり、そのFWも清商イレブンは2人かかりでつぶしていく。そのようにきちんとケアできているだけに、得点できないもどかしさ。


 


誰もが、このままではPK戦になるであろうと思ったに違いない。


PKとなれば、よもやの1回戦敗退を覚悟したのも事実。


そんな虚をつかれたダイレクトシュート。シュートといってもそれは勢いのないもの。それが反応したGKの下をスルリと抜けていく。


そして、待望の得点。


 


主審のホイッスルが鳴る。


まさに薄氷を踏む思いの勝利。


 


バックスタンドが勝ちロコをするものの(これはエスパ応援の受け売りであろうが)、そこまで欣喜雀躍するほどのものでもあるまい。


 


パワープレーに持ち込まれたらどう転んだかわからない展開。


特に前半の運動量が多かっただけに後半残り10分過ぎから押し込まれる場面も多くなった。FWも足をつってピッチを離れる。


風間宏矢が囲まれる場面が多く、それなら彼をシャドーとして使うのもありのはずなのにと思うのは策をめぐらせすぎか。


 


それでも、まず1勝。次は1月2日駒沢で戦うこととなる。


 


 


ただ、埼玉高速交通の運賃の高さは‥。王子からの往復でいくらスイカから引かれたことか。また、浦和美園で満員だったのに東川口で空席も見られるアンバランスには辟易である。



























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