【サッカー 甲府】 応援の中にある 四角はシタゴコロ

 「暑さ寒さも彼岸まで」という俚諺、今年に限って言えば当てはまらない。


 山形県村山地域、春分の日の天気予報は雪。日本海側の雪雲がそのまま流れ込んでくる予報。


 事実、山形へは、奥羽本線板谷越えで訪れたのだが、福島では顔を見せた太陽も、置賜盆地米沢ではその姿もなく雪が降りしきる。山形市内はほとんど雪もなかったが、スタジアムに向かうバスでも雪が降っていた。そういえば、前回、NDスタジアムを訪れた際も、残雪が残る3月末。その時も寒さと敗戦に打ち震えながらほうほうの体で板谷峠を抜け出した記憶がよみがえる。かれこれ4年前。


 4年前、シャトルバスは、山形駅東口から13号バイパスを走っていた記憶があるが、今回は西口から、そしてどこの地方都市と変わらぬ郊外型店舗の集密する道路をを北上。歳月はチームを、街を変える。変わらぬのは出羽三山から村山盆地に向けて吹き抜ける冷たい風。


 


 日程のことをとやかく言うのは筋違いだし、事実その過密日程のためにわざわざ、選手を入れ替えて臨んだ訳だからそれはそれ理由にはならない。第一以前のJ2リーグは過密日程のオンパレード。


 審判についても同じこと、ジャッジに救われる、ジャッジで負けるのはこの業界(?)では当たり前のこと。結局行って来いで年間通じたらチャラになる。


 ごまめの歯ぎしりなんとやらで、その前に畳み掛けるような勝負強さがあればこのような結果にはならない。


 


 ただ、いきなりの選手交代は、監督のみならずサポーターにとっても大誤算。貴重な交代カードを早々ここて使おうとは。さらにアナウンスの交代選手コール。「マツハシユウ」とは‥‥。


 


 ゲームを見ていての感想、結局のところゲームの入り方とポジショニングの問題。全体を広く使うことができなかったうちの敗因。できることなら勝ち点1でもうけものだったのに、直接FKを決めれれるのは運がなかった証拠。運で語ることが憚られるのなら、そんな位置でファールを犯す自チームの下手さにあきれるばかり。中盤を落ち着かせるためにも伊東輝の投入も考えらたのに、流石に1枚交代枠を使っていては、それもかなわぬ仕儀。


 


 大体甲府が開幕3連勝ということ自体が蒼い霹靂。この時期に勝ち点9もあるなどということが勘違いの元かもしれない。いつもなら桜の花の咲く頃にようやく両目が開くのが普通。


 だからこそ、この敗戦は良い薬。もう一度自分たちの立ち位置を確認する必要がある。


 


 


 ただNDスタジアムとの相性は良くない。口さがないサポーターは上杉の呪いとかいうが、上杉の旧領は置賜米沢。山形は譜代大名が頻繁に入れ替わる土地。天保の改革に失敗した水野忠邦に象徴される懲罰的移封の地。どちらかといえば高畠から天童に移った織田家の呪いのほうが正解か。北畠信雄系統であるが織田家には違いないし‥。


 


 NDスタジアムのスタジアムグルメ、目いっぱい堪能させていただいた。来季も是非とも訪れたいスタジアム。ただ、そのカテゴリーが今のままか、ワンランク上かは神のみぞ知る。


 


 


 


 


 


 打算の構図を見せながら、アウエイで負けても、飾らないこのチームが好きだと前から騙され続けているからまたぞろ日曜日にでかけることになる。


 


 


 





























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