【サッカー 甲府】 一途な街並みに佇む明日を見る 全てが悪いとは思えない
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太田町見付
2012年05月07日 23:11 visibility157
誰もが自分を探してる昨日の痛みと引き換えに。
某サイトで荒れているのいないのなんて、意味のあるのないのなんて議論に加わる気もさらさらないし、そこを覗きに行くような気持ちも毛頭ない。
日曜日の小瀬。当然のことながらその時間に到着するには早起きしないといけないし、早起きするぐらいなら睡眠時間を十二分に確保するつもりで前日に甲府入り。スーパームーンがYBSの社屋のガラスに映りその大きさをほこり、新築なったNHK甲府の電波塔に重なる様子を見て就寝。
8時半前にはすでにスタジアム入り。ファミリーJoinの企画でのゲーフラ教室とフェイスペイントのスタッフとしての参加。そのあたりの様子はクラブのヴァンフォーレ日記でも取り上げられているし、その写真に私も写り込んでいる(たまたまこの写真を撮っているときのためか顔が隠れている)。
途中の、雷交じりの雨でどうなるかと思ったが、それでも通り雨のようで、12時近くまで開催できた。
ゲーフラ教室に参加する子供たち、君たちが生まれたころの甲府なぞと言ったら、お荷物どころか風前の灯だった。
君たちが生まれたころに大木さんっていう監督がいて甲府中興の祖ともいうべき人だった。(中興というのはその前に繁栄期があるのだが、うちはずっと下降線)
逆に大木さんのことを知らない世代が今後増えていくのだから、いつまでもその呪縛にとらわれ続ける必要もない。残像を引っ張っているのは一部のマスコミとあの時君は若かった大人達。
ゲーフラにこう書くんだよと説明してもそれが「ダビ」になってしまうちびっ子。
フェイスペイントで、選手の名前が良くわからず、マッチデーの顔写真で、荻や佐々木の顔を指し、1番や6番を頬に書いてもらう女の子.
この子たちを見れば、まだまだこのチームはのびしろがあるし、ようやく地域に根付いたのかなと思わずにはいられない。
だから、雨の中それでも我慢強く観戦に来た9500人、それでもJ2リーグでは上位の集客力だし大木さんが監督をしていた時の2~3倍の集客であるから御の字なのだが、それらの客も逃げてしまうようなふがいないゲーム運びでは心もとない。
ゲーム開始前に掲げられた応援ボードの回収。結局のところ、今回もまた雨の中の回収。それも悔し涙が頬を伝うもの。昨年もまた雨の中。それも月は変わっても日は同じ6日。そして相手チームのカラーは紫。
コレオは甲府には禁忌。
ゲームについてはもう専門誌に任せることとして、だだひとつ。甲府は言うほど強くないし、今シーズンはチームを最初から作っている段階。たまたま、スタートダッシュができただけで、いつもなら勝てないジレンマに悩みもがき続けている。
午前中にゲーフラ教室やフェイスペイントに参加してくれた子供たちにこのチームを残すのも私たち今いるサポーターの責務。驕ったチームの末路は悲惨なもの。だからこそ、できることでチームの後押しを。
意味のある涙の熱さを信じたいから。
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