
球界はドミニカ共和国ブーム?
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そらまめ
2009年12月12日 14:24 visibility133
無名だった中日ドラゴンズのトニ・ブランコ選手の大活躍も影響しているのか、密かに助っ人選手に、ドミニカ共和国出身選手の獲得のブームが押し寄せている感じがする。
中日は新たにディオニス・セサル外野手やエドワード・バルデス投手らのドミニカ選手を獲得。
カンディド・ヘスス投手やフォアキン・サンタマリア投手など若い選手も育成契約をした
ヤクルトも、米大リーグのマーリンズ、パドレスなどでプレーしたことがあるエウロヒオ・デラクルーズ投手を獲得。
こちらもドミニカ出身でまだ25歳だ。
阪神が獲得を目指していたものの、結局楽天と契約した元ツインズのジョアン・モリーヨ投手もドミニカン。
他にも国内各チームに、ドミニカ出身の選手が在籍し、またかつて活躍もしてきた。
相撲の世界はモンゴリアンが活躍、そして野球の世界はドミニカンがブームを巻き起こす時代が来るのかな。
ドミニカは、西インド諸島の島国。
大アンティル諸島のイスパニョーラ島東部に位置する共和制国だ。
ドミニカのスポーツ文化は、19世紀以降に、アメリカ合衆国の強い影響を受けて形成されてきたといわれている。
ボクシング、バスケットボール、バレーボールが比較的盛んであるが、やはり野球が圧倒的な人気を誇っているという。
キューバやプエルトリコ、ベネスエラ、ニカラグア等の中南米諸国と同じく、19世紀後半にアメリカ合衆国からドミニカにも野球が伝えられた。
ドミニカ共和国は世界でも屈指の野球大国であり、野球は事実上の国技となっている。
メージャー通算609本塁打のサミー・ソーサは今でもドミニカ共和国内では英雄的存在だそうだ。
メジャーではペドロ・マルティネス、アルバート・プホルス、マニー・ラミレス、デビッド・オルティーズ、ブラディミール・ゲレーロ、ホセ・レイエス、ハンリー・ラミレスなど数多くの選手を輩出しており、アメリカンドリームも築き上げている。
野球での活躍や名声がドミニカの選手たちのステータスとなっている今、メジャーでの活躍への踏み台として、日本球界でひと華挙げてからいこうという選手もいてもおかしくは無い。
日本球界も、メジャーで活躍し既に峠を越えた高価な選手を獲るよりも、格安で伸びる資質とパワーを持ち合わせた若いドミニカの選手に目を向けるのは当然なのかも。
しかし一方、昨今のメジャーでは、ドミニカ人選手が禁止薬物使用で出場停止処分を受ける事例が頻発していることも事実であり、ドミニカ人選手の間での薬物蔓延が問題視されていることも忘れてはならない。
ドミニカ共和国出身選手の獲得ニュースが相次いでいる中、彼らの存在、影響が日本人選手に陰を落すことは無いのか、ふと考えてしまった。
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