2011 開幕前 巨人戦力分析 右腕 前編

これは私のやっているスポナビブログ「巨人とかドラフトについていろいろ」の転載です。


幅広い巨人ファンに意見をもらいたく試しでやってみました。


自分の日記なので問題ないとは思いますが、必要ないようでしたら止めると思います。


 



 



 


選手登録90名の1/3を占める30名の右腕を2回に分けて分析していきたいと思います。前編は推定年俸上位14名です。彼らは1軍最低保障の1500万円以上の年俸をもらっているはずなので、1軍の戦力として考えられているのでしょう。



MICHEALは年俸貰いすぎかなという印象。09年は期待を大きく裏切り、昨季はそれなりの数字を残した。ただ緊迫した場面はそう多くなかったと思う。今季この年俸ならば50試合登板、防御率2点台をたたき出して欲しい。また抑えの経験もあるので、そちらに回るかもしれない。そうなったら25セーブはして欲しい。そのような成績を残せなければ高齢でもあるので今季限りということも。


 


バニスター、アルバラデホ、トーレスはそれぞれの年俸に対する活躍ができるのか。先発と中継ぎの違いはあるものの、球団としては年俸=期待値みたいな所はある。新外国人については後でまた印象などの記事を書きたいと思っています。彼らはまず日本に順応しなければならない。マウンドやボール、投球動作、さらには日本のじめじめとした蒸し暑い夏にはどうなのか対応力が試されるだろう。外国人枠の関係もあるし、来季いるかは今季の活躍次第。


 


ゴンザレスとグライシンガーの2人は復活できなければ来季はいないだろう。共にキャリアハイは素晴らしいが昨季は散々で、V逸の原因ともなった。2人ともコンディションさえ整えば2桁勝つ能力は持っている。彼らは開幕ローテを争っているが、外国人枠の関係で負ければ即ファーム行きである。ゴンザレスなんかはまだ制球が安定してなさそう。彼と昨季のオビスポもそうなのだが、インステップが浅いように見える。2軍の小谷コーチに見てもらって、結果の悪い先発が出てきたら入れ替えでいいのではないか。グライシンガーはまだ良さそう。もともと制球はよいのでもうちょっと球威とキレが上がれば十分に見える。2桁勝つかそれに準ずる成績、後半戦に可能性を見せないと契約延長はないのではないか。


 


越智大祐と久保裕也の2人は今季も試合の終盤、大事な局面で起用されるだろう。ただ2人とも調整が遅れている感じがする。越智は勤続疲労、久保は昨季の球団最多登板(79試合)の疲労の影響があるのかもしれない。しかしプロは結果が全てである。結果を残せなければ、セットアッパー的な役割は外されるだろう。越智はここ3年継続して活躍しているので年俸も久保より上なのだろう。しかし年々登板数は減り、成績は悪化している。今季はボールが飛びにくくなり、成績は良くなるのではないだろうか。制球に不安があるが、球威があるので思い切り投げ込んで欲しい。抑えになる可能性もある。セットアッパーか抑えかはまだわからないが安定した投球(防御率2点台)を望みたい。久保は伸び悩んでいたが、昨季本格的にブレイクした。球種が豊富で制球も悪くない。特にフォークが素晴らしかった。空振りがとれるので、どんな状況でも送り出せる。使い勝手の良さが登板過多につながったのだろう。ぜひコンディションを整えて怪我無く過ごしてくれれば。そうすれば結果は出るし、昨季の活躍がまぐれでないことを証明して欲しい。越智も久保もまだまだ若いので継続した活躍ができるはず。


 


東野峻は今季エースの活躍を期待できる数少ない存在。上の表を見てもわかるのだが、今の巨人に絶対的な右腕はいない。彼が昨季並みの成績を残せれば外国人を含めても、右腕1番手にはなれるでしょう。期待の割には伸び悩むかもしれません。しかし、私が期待するのはさらに成長して抜群の成績(15勝、防御率2点台、200イニング)を残してもらうこと。東野は04年ドラ7で、現在なら育成契約で入団するような選手だったはず。まさに生え抜きのたたき上げ選手で、私は巨人投手陣の中で2番目に好きです。ぜひ今季エースへの階段を上り、ダルビッシュや涌井の同期ドラ1コンビを追いかけて欲しい。まだ若いし、先発としての能力は申し分ないので、今後も主力としての活躍が見込まれる。球数の多さが課題で、それでイニングが増えない。飛びにくい球になったので、コースを狙ってボール先行の苦しい投球をするよりは、真ん中や低めをめがけて投げ、もっと打たせてとる投球をして欲しい。


 


朝井秀樹と西村健太朗の2人は開幕ローテを争っている。朝井も先発としての能力は疑いようが無く、ローテ下位なら十分であると考えている。ローテで回るなら藤井と合わせて15勝くらいはして欲しい。逆に西村の先発としての適正には疑問を持っている。カーブなどの緩い球で緩急をきかせ、打者に的を絞らせないようでないと慣れられて2周り目以降で捉えられてしまう。昨季はまさにそうで、この時期もまだそういう投球は見てない。短いイニングを直球やシュートで押せるパワーピッチができるので、中継ぎにより向いていると思う。ただ空振りをとれるような決め球(変化球)は持っていないのでランナーなどが溜まっているときではなく、イニングのはじめから任せるような使い方が良いだろう。また肘の手術をしているので、連投が無理というのであれば先発としてしか選択肢はなく、緩い球を覚えて欲しい。その球で、簡単にストライクを取れるようになれば、2桁勝てる投手になれるはずである。朝井に教えてもらえば良いのにとずっと思っている。今はどういう役割になるかわからないが、私は昨季の久保のようにロングリリーフから信頼を勝ち取って大事な場面を任せられる投手になって欲しい。


 


野間口貴彦と福田聡志の2人は開幕1軍に入れるか微妙である。彼らは伸び悩んでいる。04年と05年の自由獲得枠、希望入団枠で入ったものの年俸はほぼ横ばいである。先発をやったり中継ぎをやったりと役割を明確にしてないのも良くないのではないか。共にメンタルが弱そうでここ1番というところで抑えられない。野間口は原監督から言われフォームをサイドに変更したのであと1、2年様子を見る可能性もあるが、福田は今季結果を出さないとトレードなどで放出もあり得るのではないか。2人とも久保のように殻を破って活躍して欲しいし、そのポテンシャルはあると思う。


 


澤村拓一は久々に現れた期待のルーキー。即戦力投手として申し分ないアピールをしている。2桁勝利を狙えるだけの力はもうすでに持っていると思うが、まずは1つ勝つことである。早めに勝てればどんどん勝っていけるだろう。プロの壁にぶち当たった時には、向上心を持ち課題を克服して乗り越えて欲しい。今季のコストパフォーマンスは巨人では1番の働きをするのではないか。上限が無ければ5000万円くらいの年俸で契約したかもしれない。とにかく内海、東野と共に巨人のエースを目指して今後何年も切磋琢磨して欲しい。



後編に続きます。
また、期待の若手達については別記事でも書きたいと思っています。


























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