日本一の選手

  • taka
    2007年06月29日 18:35 visibility71

たまに少年野球の指導をしていますが、結構才能のある子がいます。

指導者もその子の才能には気付いていて
「あいつを甲子園で通用する選手に育てたい」
なんて話しているコーチの方もいます。

そういうことをいう人に
「あなたはそれだけのことを言える指導ができるのか」
と、聞いてみたいのですが、その覚悟を持ってコーチをしているのかかなり疑問です。

少年野球で毎年全国に行き、世界大会での優勝経験もあるチームの監督が話していたことにヒントがありました。
その監督さんは野球に関してはほとんど素人で、自身の経験もほぼないということなのです。
だけど全国トップクラスのチームを毎年作ってくる・・・。

理由は簡単です。
監督さんは自分が素人で、野球の知識がないから必至に勉強していたんですよ。
自分に経験というものがないことを強烈に自覚しているからこそ理論武装しなければならなかった。
だから選手が強くなるんです。
単純ですね。

選手を強くさせたいんだから、まず自分が努力する。
少年野球で巡りあった監督、コーチの質で、子どもたちの野球人生が決まるのです。
大げさではなく。
チームにいる選手を一流にしてあげたいのなら、まず最初に自分が一流のコーチかどうかを自らに問いかけてください。
そして実力がないと分かったら勉強してください。
子どもの人生がかかってます。
ボランティアだからといって勉強しなくていいという理屈は通りません。

ほとんどのチームはたまにいい選手が入ってきたときだけ強くなって、毎年選手全体のレベルが高いチームを作れません。
で、たまに小さな地区大会なんかで優勝したりすることで喜ぶ。
入ってくる選手によって大会の結果が左右されるなんて、コーチ失格、監督失格ということをまわりに知らせているだけということです。

去年はあいつがいたから強かったななんてことは監督・コーチをしているなら口が裂けても言えません。
自分の無能さを自ら露呈していることになるんですから。

絶対に認めないでください。
そして努力しましょう。
努力すれば素人でも日本一の監督・コーチになれるんですから。

監督業・コーチ業で最もきついのは少年野球です。
文字通り子どもの人生がかかってます。

上手くさせたいんだったら、まず自分のコーチングが上手くなるように知識と伝え方を勉強しましょう。

一発目からかなり厳しい意見を書きましたが、子どもの人生をつぶさないようコーチングしてください。

指導上の不安とか、スキル的なことで何かあったらコメントお待ちしています。
辛辣な意見かも知れませんが、何かのヒントになるかもしれません。
また、私も皆さんが何を求めているのかが分かるので、より使える情報を提供できると思います。

それでは今日はここらへんで失礼します。
taka

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