takaです。すごい久しぶりに書きます

  • taka
    2007年10月13日 17:25 visibility102

小鉄さんから質問があったので書きます。

腕力がなくてバットを振れないので腕を鍛える方法を教えて欲しい
ということでしたが、結論から言うと別に腕のトレーニングなんて
そんなにやらなくてもいいです。

理由を説明します。

すごく簡単なんですけど、バットは腕で振るものじゃないからです。

体全体で振る、下半身の力で振る。
もっといえば地面の力を使って、それを効率よく体に伝え、
バットにパワーを乗せて振るということです。

バイオメカニクスというスポーツ科学の分野で証明されていることですが、
腕の力って体全体のたった7〜10%程度しかないんですよ。

要するに腕の力をいくら鍛えてもあまり結果には結びつかない
ということになります。

よくピッチャーが言われることなんですが、
コーチは「下半身の力が重要だ」とか言いながら
試合中に「もっと腕を振れ」なんて言っています。

腕は体の回転力によって自然と「振られる」ものであって、
自ら意識して「振る」ものではないんです。

意識のさせどころが完全にずれている。

腕を振ろうと意識した瞬間に腕は振れなくなって、
いわゆる手投げ状態に陥ります。

それが棒球になって見事打たれる・・・よく見る光景です。
これを招いているのはコーチの責任。

ちょっと話がそれましたが、要するに腕をあまり意識しないようにしてください。

じゃあ、どうすれば体の力をバットに上手く伝えられるかというと、
言葉だけで説明するのが難しいので(というか書くのが面倒くさいので、笑)
手塚一志さんの「バッティングの正体」を読んでください。

できれば、いや、できなくても手塚一志さんのシリーズは全部読んでください。

自分の野球人生を劇的に一変させたいのなら、お勧めです。
彼はバイオメカニクスの専門家で、日ハムでコンデショニングコーチや
星野阪神優勝時のバッティングコーチを歴任しています。

彼は野球での体の使い方を教えるプロなので、あなたが現役でプレーをしているなら
今すぐ素振りをやめて彼の本を熟読し、それから練習を再開してください。

自分の技術が一気にブレークスルーする瞬間が分かりますよ。

それではまた。

taka


PS:
基本的に質問がない限り、積極的に日記は書かないと思います。
でも質問があればなるべく書きます(すぐにはかけないかもしれませんが)。

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