初出場か?! 熱田神宮参拝!!!


明日はダブルヘッダーだ。一試合目は公式戦なので有り得ないが、二試合目の練習試合への出場を示唆されている。とは言っても終盤の一打席と外野守備だろう。
この一週間、オレはこの一打席に全てを掛けるつもりで望んでいる。
今日は自転車で15分程度の所にある熱田神宮に参拝した。
熱田神宮はヤマタノオロチと言う大蛇の尾から出てきた宝剣である草薙剣を御神体としている。草薙剣は歴代天皇が代々引き継ぐ三種の神器の一つで、かつては日本武尊の命を何度も救った剣である。
織田信長は今川義元を打ち破った桶狭間の戦いの直前にここで戦勝祈願を行っている。
もちろん僕も慣れ親しんだ木製バットを背負って行った。
日本武尊がある戦いで火攻めに会ったとき、足周りを取り巻く草を薙ぎ払って難を逃れたのが草薙剣の名の由来である。僕も85センチ、750グラムの一木彫りの相棒と野を開き、野球人生を再び開かなければならないのだ。











正門の脇に八剣宮と言うのがある。熱田神宮の解説によると、
『元明天皇和銅元年(708)9月9日に勅命により神剣をつくり、境内に社を建てて、これをお納め祀ったことが御鎮座の創始であります。
 建築様式をはじめ、年間の祭典・神事に到るまで全て本宮に準じて執り行われます。古来より武家の信仰が殊に篤く、天正3年織田信長は長篠に出兵の際社殿の修造を命じ、又慶長4年家康は拝殿・回廊・築地の修造を、貞享3年将軍綱吉は本殿の造替を行った等の記録が残っています。』
だそうである。






その後、バッティングセンターで打ち込んだ。アーム式の無骨なマシンだ。そう言えば人間から打ったのはいつ以来になるのだろうか。
調子はいい。そうは言っても、当たり前だか100発100中と言うワケにはいかない。どんなに好調でも初球凡打一発で終わってしまうのが代打屋稼業の悲しさだ。しかし、僕には次はない。文字通り「真剣」勝負の一打席だ。上等ではないか、そもそも一振りで仕留めなくては殺られてしまうのが真剣勝負なのだ。

明日の第一試合が行われる大高は日本武尊が草薙剣を残したまま戦に赴き、遂に戦死してしまうと言う因縁の地だ。
大高に残された草薙剣の魂をバットに注ぎ込み、第二試合の桶狭間の近辺からやって来るのであろう「有松ドリームス」と相対する。
舞台は整ったではないか、後はオレがドラマを完結させるだけだ!!!

今日は「あぶさん」でも読んで寝よう。










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