フライ、ジイさん、226球、ヘソ出し、新庄、クレメンス師匠


ワケの分からないタイトルだが、今日は一日瑞穂競技場で過ごしたのでその雑感だ。

まず先日の日記で不安を書いた外野守備だがソフトボールジイさんのフリーバッティングを横目で見ながら前に出るのか下がるのかチェックしていた。とは言えソフトと軟式の軌道は違う。バットに当たった時のミートの状態によって打球がもの凄く変わってくる。ワンバンで取るか飛び込むのかを曖昧にするとバウンドが頭の上を越して行くことも多々ある。
投球も打撃も、はっきり言わせて貰うと技術的には軟式は硬式より難しいのだ。
フライを横目で見ながら相変わらずのムチャ投げを繰り返した。20メートルから120球、18メートル半から96球。30球ごとに繰り返したが、少しずつ何かを取り返しつつある。
興味がある人の為に非常に個人的な感覚を書いておく。
「真っ直ぐ立って足を上げ、次に体は前に倒れこむ、反対に上半身は二塁方向に倒れ込み、投げ手のヒジを引くだけ引く。後ろ足を蹴り、ゆっくり大きく突き出した前足に一気に全体重を乗せる。右足に乗った瞬間にヒジをホームに向けて腕を突き出す。タイミングが良ければ体はホームに向かって飛び出していく」
「真っ直ぐ立ってぇ・・・。ヒジを出す!!!」と呟きながら投げている。ジャストミートすれば20メートルからでも投げ下ろす感覚でズドンと行く。
「ウデのふりがよくなって来たな」とジイさんに褒められた。
2時間係で200球以上を投げたが前ほどの疲れはなかった。しかし、炎天下、一リットルペットを飲んでもまだ喉が渇く。水道の水を汲んでもまだ足りない。次第に頭が痛くなってきたので軽い熱中症と判断して残りの練習を断念した。

傍らの瑞穂陸上競技場ではこの所、高校の陸上大会が続いている。
帰りに見に行くと5000メートル競歩が始まった。400メートルトラック12週半を歩き切るワケである。はっきり言って退屈だったが30分以上それを眺めた。眺めながら考えたが特別の例を別として、走りの才能のある選手がこの競技に回されるとは思えない。周回遅れや三週遅れが続出したが、二周回遅れのババ選手があり得ないほどの部員の熱烈な応援を得ていた。
「前を追え」だの「ペースがどうの」などと言う具体的なアドバイスは皆無である。ただ、勝って勝手に名前を連呼していた。
僕の勝手な想像だが、才能がない彼が部活では人一倍熱い練習をしているのではないだろうか。競技の特徴でもあるもどかしさに「ババ、走れ!!」と有り得ないアドバイスを叫んだ部員もいる。二回目の周回遅れの時にはトップのペースに300メートル付いていたのは彼の意地なのだろう。愛すべき人物なのかもしれない。

その後は最終種目の男女100×4リレーだった。
女子のヘソ出しウェアは96年のアトランタあたりまで外人の専門だった。その後日本でも実業団レベルでも真似る人が増えてきて、今回は瑞陵と淑徳が4人全員採用していた。結果、ワンツーフィニッシュだったのは別にヘソとは関係ないだろうが、鍛えた体を見せたい気持ちは多少わかる。
何を隠そう、僕も四角くなってきた胸や盛り上がってきた肩を誰彼となく見てもらいたい気分になってきた。これに腹筋が割れてくればさらに自慢だ。実を言うと野球の世界でも最近、ピチピチのアンダーシャツがはやっている。上にユニフォームを羽織るので関係ないのだが・・・・。
思い出すと日本のヘソ出しの草分けの一人であり、最初の4メートルジャンパーである棒高跳びの小野真澄選手が言ってたのは「最初は恥ずかしかったが、注目されている気がして、やる気が出て記録が伸びた」と言った話だ。
だからと言って野郎の毛の生えたヘソ周りや、胸の谷間のムナ毛を晒すのはむさくるしい。抜いたり剃るのは更にみっともない。現代的な感覚かもしれないが少なくともそこに「セクシー」はおろか「美」の要素は何もない。
その代わりになるのが、新庄の真っ赤なリストバンドであり、これみよがしにプロ野球選手が首に巻いているファイテンの首輪なのではないだろうか。
邪道だ、そんなもん邪道だ!!!!
古代オリンピックは男女とも全裸で行ったと言う、冬のさなかの明治神宮の奉納土俵入りもまわし一つで行う。トレーニングをしていて実感したが人体と言うのは自然の一部でしかない。鍛えれば筋肉が盛り上がるし食えば太る。神が何かの意図を以って人体を作ったのだとすればその意志に応えるのがトレーニングなのではないかと思うようになった。


とは言え、パンツ一つで野球をやるワケには行かない。もちろんやりたくもない。
ならばユニフォームの上からでも分かる位、鍛えるしかないのである。


実を言うと僕のピッチングフォームはロジャー・クレメンスを元にしている。
しかし筋力不足で上手く行かない。
あのガタイが欲しい!!!
ここまで書いてようやくこれが今日の結論だと分かった。
クドクド書いたのは熱中症の後遺症だろうか。

「オレもクレメンス師匠のようなマッチョでアンタッチャブルな剛球で打者を牛耳ってやる!!!」

明日、用事があるが35度らしいのでヒマを見つけて走りこみでもしたいと思う。






































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