東海大相模 大量得点差の辛勝
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野球が下手なまーくん
2010年08月19日 14:30 visibility104
少しずつ着実に広がっていく東海大相模のリード。
一二三の落ち着いたピッチング。
だが、いつか大量得点を取られ、逆転されて負けてしまうのではないか。
常にそんな風に感じさせられる試合だった。
一二三はサイドスローから140km/h台中盤のストレートで押していた。
力みなく投げていると言われながら、先頭打者を出塁させることも多かった。
一二三の調子は良いが、いつの次のアウトが取れるだろうと、冷や冷やしながら見ていた。
(終盤に差し掛かるころまではラジオで聞いていたのだが。)
そう感じさせるほど、九州学院は打線に力があった。
打率など数字に表れる物だけでなく、不思議な力を感じた。
東海大相模を応援する側からすると、得体のしれない不気味さである。
九州学院は次々に選手を替え、出てきた選手が結果を出す。
選手層の厚さであり、相手からすればものすごい脅威である。
得点を6-0として、完封が見えてきた8回裏だった。
ノーアウトから、次々にヒットのランナーが出る。
この回3点を返された。
逆転負けの恐怖は現実的になった。
私は思った。
どうしよう。
だが9回表、東海大相模は追加点を入れた。
1点入るごとに興奮した。
逆転されるかもしれないと思っているからだった。
この回4点を入れた。
9回の裏、先頭打者は抑えたが、ずっとヒットゾーンに打球が飛ばないよう願いながら見た。
一人でもランナーが出れば、いつ九州学院打線が目覚めるか分からない。
1つアウトを取るごとに安心する。
最後の打者からアウトを取った瞬間、思った。
「やっと終わった」
喜びを爆発させそうになった。
東海大相模は終始リードしていた。
だが、そんなことは感じられない、見ていて緊張する良い試合だった。
それだけ、九州学院の選手は粘りがあって、精神的にも強かったのだろう。
この試合、一二三のすごさ、東海大相模打線の強力さを感じた。
東海大相模は出来れば、優勝して欲しい。
でも、まずは明日の準決勝で成田高校に勝つことを願いたい。
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