テニスのセンスとノウハウ

テニスのセンスが良い人って居ますよね。

初めてなのにすぐに打てるようになってスクールでもあっという間に進級して。

男性の場合は２０代だと大概そんな感じでセンスと運動神経でテニスして

スクールの中上級ぐらいまで進んでしまいます。

これが女性だともっと凄い。

女性は元々運動してなかった人も多いので運動始めると　まず　体が運動に適した

体に変化します。

女性の場合　身体能力のピークは１４，５歳と言われてますが　実際はそこから

あまり落ちる事無くずっと意地できるので　体の変化の分どんどん運動能力が上がります。

センスが良くて上達してきた男性の場合　身体能力の衰えと共に運動能力頼りに

なっていたセンスと呼ばれる部分も低下して行ってしまいます。

そのため　時間と共に身体能力の衰えが発生するので５年ぐらいで伸びが頭打ちして

しまい　この手の男性は中上級ぐらいで行き詰って先に進めなくなります。

その点女性は運動能力も上がるのでやればやるだけ上手くなります。

スクールの中上級クラスって個々の人の能力差が物凄く多いと感じるのは

こういうタイプの人と昔からずっとテニスして基本からきっちり出来てる人が

混在してるから同じように見えてレベル差が格段にあるんだと思います。

運動能力が衰えてしまうとテニスは上達しないのかと言うとそうでもありません。

テニスには身体能力とセンスで出来る事とは別に長い経験のノウハウの蓄積で

出来る事が広がると言う一面もあります。

道具を使うスポーツでは身体能力＝強さ　に必ずしもならないのはこの部分が

あるからですね。

センスに頼ってテニスしてた人はこの部分を突き破れなく繰ろうする人が多いですが

長い間テニスを続けてるとセンスに優るノウハウの蓄積されて　徐々にまた進歩します。

２００ｋｍ／ｈのサーブが打てなくても　１３０ｋｍ／ｈのサーブでコースとタイミングを

考えて打てば十分エースも狙えます。

（一般の男性のファーストサーブは１３０ｋｍ／ｈぐらいです）

ノウハウの蓄積に限界はないので少しずつですが上達しつづけます。

女性の場合は男性より　ノウハウの蓄積が速いらしく　また　男性よりセンスが

良い人も多いです。

そのため　女性はテニスを始めるのが遅すぎるという事など全くなく

どんな所からでも　上達していきます。

大人になってからのテニスはセンスよりじっくり練習したノウハウの蓄積の方が

大事なんですよ。

伸び悩んでいる人は今は何でも吸収して伸びる準備中と思ってください。

無理に背伸びしなくても　ノウハウの蓄積が一定量を超えれば

今まで出来なかった事がなぜ？って思うぐらい簡単に出来るようになります。

テニスの上達に限界はありません。頭打ちもありません。

自分のペースで焦らずじっくり付き合ってあげてください。必ず成果は現れます。

上達のスピードを人と比べないでください。今はまだ途中経過ですから。

私から見ればみんな異様に上達は速いですよ。

周りには３０年やっても　まだサービスのトスに悩んでダブルスフォルトに悩んで

居る人も沢山いますからね。