
第16節 vs BEC TERO
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片野 寛理2011年06月05日 03:28 visibility7
今日はAwayで試合でした。
と言っても、場所は会社から45分くらいの所。
Home StadiumがあるSARABURIまでは約2時間.....
どっちがHomeなんだか分かりませんね。笑
相手は財前さんのいるBEC TERO。
7勝1分7敗の勝点22で6位。
対して、OSOTSPAは4勝7分4敗の勝点19で10位。
間には7位に東風くんのいるARMY UTD・8位にSISAKET FC・9位には丸山さんのいるTHAI PORT FCが共に勝点20で並んでいます。
勝てば、順位が一気に6位に上がる可能性があるので、何としてでも勝ちたいところでした。
しかし、昨日、スカウティングのビデオを見たけど、1人1人の技術もしっかりしてるし、戦術の理解もあって.....
”いいな〜”と思いつつも、”明日は厳しい試合になるのは間違いないな”と思いました。
本当に90分間、ディフェンスする事になっても耐えよう.....そう思いました。
試合内容は.....
相手も最近、勝っていない事もあってか立ち上がりは慎重な入りでした。
それがOSOTSPAにしてみたらLuckyでした。
ビデオを見た時は、前線からプレスしてきてたんです。
だから、あまりプレスが来なかった事でみんなに余裕が出たんだと思います。
攻撃に関しては、中盤でボールを動かしキープできていたし、チャンスがあれば縦パスが入っていました。
FWの動き出しも良かったし、何よりもシュートで終わっていたのが良かったです♪
最近はシュートで終わる事が少なくなっていたから余計にね〜。
ディフェンスはと言うと.....
今週は本当に大変でした。
毎日ディフェンスラインの確認をしました。
サイドバックがどこまで絞るのか?
相手のFWをどうやって見るのか?
とにかくディフェンダー4人の位置関係を何回も確認しました。
(特に俺とCBの関係。)
Footballを知っている人なら、分かると思うんですが.....
ディフェンスの関係(Positioning・役割)はラインの高さ・味方の位置・ボールの位置・FWの位置によって変わります。
これでも最低限、把握しておかないといけない部分です。
なので、それぞれのSituationで基本となる形はあるものの、”この形なら絶対に崩されない”という事はありません。
なぜなら、大切な事は”形”ではなく『守るために何を見ているか?』だからです。
守るために.....見る→考える→Positioningを取る(”形”)→アタックに行ける。
”形”はあくまでも、守りやすくするためのもので、いわば『守るためにどうしたら良いか?を考えた結果』にしか過ぎません。
その状況に応じて、基本の形が元になり”変化していく事”・”その瞬間に何を見ているか”で攻撃を防ぐ事ができるんだと俺は思います。
しかし、中には言われた事しかできない選手もいます。
要は”形、重視”って事です。
形はFWあっての”形”にも関わらず、FWが見えていないのに”基本の形になっていない!”とかワーワーいう人もいるんです。
その選手と分かり合うのに1週間、練習中・練習後に話し続けました。
1週間で分かり合えたら上出来!?とも思うけど、意見の食い違いは相当なもので.....
形を作る事の意味や、形による役割の変化・違いを理解してもらったり.....
”見る”事の大切さを伝えるのに相当なPowerを使いました。
木曜日が終わった時、諦めようとも思いました。
俺も満足に説明する事ができないし、これ以上言って、逆に関係が悪くなったら試合に影響してしまうと思ったんです。
俺がスッキリしない中で分かったフリをしてプレーすれば問題ないのかな.....とも思いました。
。。。。。
でも、不明確な状況で試合に望むのは、もっと良くない事だと思いました。
そんな関係で守れるほど甘くはないし、何よりも俺自身が試合に打ち込む事ができないと思ったからです。
それに、そんな状況でプレーしても楽しくないですからね。
なので、金曜日も練習後に呼んで話しました。
マーカーを使って、FWとDFのPositionの関係について、”見る”事・声を掛け合う事をして欲しい.....
守備では、これが大切な事なんだという事を話しました。
なぜなら、タイ人も含め海外の選手は見れている選手(相手)に対してはハードに守備ができるからです。
見えていない・見る事ができない時は、ディフェンダーがいないも同然の如く失点してしまいます。
(その証拠にクロスからの失点が多いです。)
だから、見えていれば失点する可能性も低くなる。
話していたら監督が気になったみたいで、”この時はこう!・こっちの時はこう!OK!?”って良いながらマーカーを動かして、はい。解決。
動き方・形は監督が言った事でまとまるとは思います。
しかし、その現場(形)では”何が大切なのか?”は選手同士で話さないと理解し合う事ができません。
基本を知らないチームなら尚更です。
その甲斐あって、失点は「1」に抑える事ができました。
そして得点は「3」!!!
今日は3−1で勝つ事ができました。
ここ数試合、本当に良く話すようになりました。
今回は、MFも含めて。
(特にDifensive MFと)
こうしたプレーしながらの会話が増えてきて、関わる人数も増えれば、きっと安定したPerformanceに繋がっていくと思います。
ちなみに俺は、守備に割く時間が多かったです。
オーバーラップはしていないんじゃないかな??
でも、そういう時もあるし、こういう形の貢献の仕方もありますからね。
試合の模様はこちら
↓ ↓ ↓
現在:5勝7分4敗 勝点22。
SISAKET FC(8位) vs BURIRAM PEA(首位)は1−0でSISAKET FCの勝利。
SISAKET FCが勝点23で6位の可能性があるから、OSOTSPAは最高で7位になる可能性があります。
ちなみにBURIRAM PEAは今期初黒星。
どっちが凄いのか.....。
どっちも凄いですね〜!!!
*今日、試合終了後にサポーターに挨拶しに行くと.....
『片野さ〜ん!』という流暢な日本語が聞こえました。
見るとそこには日本人が!!
会社の休みを利用してタイに来てくれたみたいで、しかも試合観戦まで!!
勝ち試合を見せる事ができて良かったです。
その方は福岡に住んでいる方で、当時、俺は直接会った事はなかったんですが、こうして気にかけて来てくれた事はとても嬉しいですね〜♪
時間がなかったので、なかなかゆっくり話すことは出来なくて申し訳なかったんですが.....
それでも、会えた事に感謝しています。
ありがとうございます!
近藤さん.....でしたよね?
(違ったらすいません。)
AVISPA福岡の応援に行ってるそうです。
AVISPAは今年は厳しい状況みたいだけど、九州で唯一の”J1”ですからね〜。
福岡県そして九州全体のためにも頑張ってもらいたいし、それを見てGrivanzも頑張ってほしいな〜と思います!
きっと近藤さん!?もこれからはGravanz北九州の応援もしてくれると思うしね〜。笑
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- 事務局に通報しました。
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