横浜DB物語　第６７話「みんなの絆で１５０勝をつかむ!」

２回表途中あたりで到着して、観ておりました。

３回の３失点は、また読売戦特有の

舞い上がり失点に見えまして。

また、と書くのがたまらんのですが。

三浦のグラブかすめた内野安打も、

梶谷が追いつきながらグラブからこぼれて

レフトに転々とした２点打も、

もうこの上なく厳しい、

読売戦だと流れてくる空気感で、

しかもまた、一塁側に読売ファンがちらほら見受けられますので、

嫌だなあ、また、と思っていたのです。

ところが、これをその裏のイニングで

すぐに追いつけたのが大きく、

同点打でラミレスが三走アウトになったのも、

ノリのホームインを助けるためのもので、

こういうのあまりなかったからな。

何より、１・２番が出て、中軸で返しての得点。

打順の組み方優先で、守りには目をつぶっているから、

ライト筒香はあおりを喰っていて、

ともすれば広島の堂林選手並みに、

守りへの温かい目を向けないといけないところが

ありますが、

その打線で、点を取ることが叶いました。

で、５回にエラーから得たチャンスに

打率降下食い止め中の荒波による

勝ち越しタイムリーで勝ち越し。

リリーフ投手については打ち崩せませんでしたが、

勝ち越すとルイーズをひっこめ、

早々にノリー筒香の配置転換と、

ライト金城（これが大声援で、金城も選手冥利に尽きるであろう）で守りを固める、

第一段階。

４月から行ってきたことの再確認である。

７回のピンチも、

まさかの長野選手、古城選手を連続三振で切り抜けで、

三浦、速かった。本当にボールが速かった。

粘り強く、執念でもあったろう。

ベイスターズ的に、嫌だったのは古城選手の持っている

対ベイスターズポテンシャルで、

エラーもあれば、妙な勝負強さもあるところでしたが、

そこを封じた瞬間、

８回さえ乗り切れれば、

今の山口ならイケる！感が出ました。

加賀ー篠原ラインはどうにも安定感に欠けますが、

昨夜は加賀が良かったので、助かったのです。

篠原は止むなしかと思いましたが、

この段階で山口のイニングまたぎは

流石に不安でした。

藤江がよほど悪いのでしょうかね。

とはいいながら、

８回はしのぎ、

９回、加治前選手に粘られて粘られて、

「もういいよ～！も～～～～！！！」と

ファールの度に、周りのファンも嘆きました。

ましてや山口なので、

あと１球コールしても山口コールしても、

心の奥底では「ダメだった場合」を

常に想定していなければならないわけです。

その上で、やっとこさっとこかもしれませんが、抑えきったわけです。

三浦投手おめでとうございます！

思えば、

何年前だったか、

「投手が抑えてくれないから勝てない」という類の指摘をした自チーム野手もいて、

結局そのお方はもうベイにはいないわけですが、

そんな声をも乗り越えて、

昨年あたりから、それなりにリリーフ陣は整備されており、

先発はとっかえひっかえながら、三浦が完全復活し、

若手もなんとかチャンスをものにせんとしている状態が今ならば、

統一球やらFAやら何やらで、

小粒になってしまった打線も、

つぎはぎだらけながら補強するだけしまして、

かつ、可能な限りの守備固めに力を入れた采配スタンスは

出来てきたと思うわけです。

舞い上がった心理状態も、懸案の打線で補い、

足で勝ち越し、

守りを固め、

継投もこの上なく必死になって、

大巨人軍に勝つにはそれしか手だてがないわけですが、

そのやることをすべてやっての勝利。

正直、一塁側に浸食してくる読売ファンを

本日は封じ込めたところもありまして。

一塁側、ライトスタンドは

三浦の１球に、加賀に、篠原に、そして山口に、

その１球１球に、しびれました。

野手が、打線がカバーして、

ばらばら状態は消え去りまして・・・・・・

リーゼントブルースはついに

コズミックステイツという能力を手に入れて

「みんなの絆で１５０勝をつかむ！」

そんな夜でした。

ライトスタンドの二次会応援は延々と続き、

めったにない、１０勝分くらいの大喜びで、

三浦大輔通算１５０勝記念グッズ類が

試合終了とともに販売開始となりましたが、

オフィシャルショップの当日分は

試合終了後、大行列の末、

即日売り切れ状態でした。

この世界のお宝、

「記念タオルと記念Tシャツ」

僕の目的のお宝は、当日いただきました。

最高の夜でした。