横浜DB物語 第88話「果てしない闇の彼方に」

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    2012年08月03日 14:52 visibility93

横浜DB5-2広島(8月2日 広島スタジアム横浜第二球場)

 

まずは、會澤翼選手の御無事を、

心よりお祈り申し上げます。

取り急ぎ、おわびです。

 

9回表途中までの段階を一区切りとして、書きます。

 

スカパー!の牛島解説が良かったのです。

高崎、藤江、山口と、

一応それなりの結果を出しているベイ生え抜き投手陣の

良いところと悪いところを抜粋して提示してくださったのは

牛島氏だけです。

佐々木は試合展開上の采配中心ですので。

牛島氏は、とくに投手としての精度というか、技術の不足を、

昨晩の三投手について言及するところがありました。

 

高崎が何故走者を出す投球なのか。

藤江のセットアッパーの力量について。

山口の投球について。

 

細かくは録画してあるので、追って自分で整理しておきますが、

総じて、技術不足。

 

ですが、

これらいずれも、見ていなければ言えないところもありますから、

一軍でも二軍でもいいから、ベイの投手コーチとして、復帰してくださらないだろうか。

 

今更無理か?山下大輔氏とは立場が違うからなあ。

 

で、試合展開上、初回の1失点で、もう負けムードが漂い、

6回まで無得点状態。

駄目かなあと思っていましたが、

 

ラミレスの全力疾走、からの、悪送球と、渡辺の巧さ。

こういう時の渡辺直人は頼りになるしたたかさで、

野村克也イズムの継承がしっかりとなされている。

 

で、金城が打ってくださった上に、丸選手の山岡エラー(ドカベン参照)があり、

たなぼたの勝ち越しでありました。

 

やはり、相手は今村投手ですし、その後はきっちり封じ込まれましたので、

相手のミス待ちです。勝つとしたら。

 

8回に至っては、2死から、ミコライオ投手攻略で、

またも金城ダメ押し打でしたから、

 

8回の2点は大きかったのです。

 

そのまま金城のお立ち台だな、高崎も一緒かな、くらいに思っておりました。

 

 

 

・・・・・・

 

昨晩のようなことになれば、応援等自粛になるのは当然のことでしょうねえ。

むしろ現地の方は、解説もほぼなく、場内アナウンスも審判も、

推測でものを言えませんから、

事態の収拾にはあれしか術が無かっただろうと思われます。

 

ベイ的には、昨季交流戦の札幌で、ハーパーがフォロースルーで捕手を破壊した時に

事態がわからず応援の音を鳴らし続けただけで応援団が叩かれまくったという

経験もあるためでしょう、

お子様方含めて、寂しかったかもしれませんが、応援団側もよくぞ判断しました。

球場も、その後の鳴り物、音楽、すべて停止して、

 

ともすれば物悲しい結末にしかなりませんでしたが、

 

これがひとつの、球団的な禊でありましょう。

と同時に、そこまで抑えなければ、

もはや横浜ではビジターではない広島ファンが収まりつかないでしょうから。

 

「燃えろ燃えろ」コールから、

憤りと哀しみを込めた大声援で、

 

我々ベイスターズ的には、菊地ー鶴岡バッテリーになってから以降、

すべて外角にしか投げられなくなったという現実もあり、

 

もう、ひっくり返されるの覚悟で見ていたし、

勝っても喜べなくて当然、の痛がり方や救急車入場まで見てしまうと、

 

われわれはつくづく、今季、

 

広島と相性が悪すぎて、流れも悪すぎて、

 

今後、會澤選手が無事復帰すれば何より、という感覚に包まれるのでしょうが、

一方で、今後も、

 

広島には勝ってはいけないんじゃないだろうか、という

罪悪感にさいなまれてしまっています。

 

山口に至ってはこまごまと書きたいところありますが、

先月のいつだかから急に悪くなりましたのと、

 

当然ながら、打者を狙えるわけがない、制球の悪さがあるので、

それは昔の東尾某投手のような、内角をえぐれる攻めの強さとは異なる、

単なる技術不足、中畑言うところの「未熟」のひとことに尽きておるわけです。

 

ですがゆうべ、頻繁にネットを見てしまったので、

山口に対する嫌~な思いがインプットされてしまいました。

 

そこまで書かないと、一部の広島ファンは、やり切れないんだろうなとも思いました。

 

鶴岡レベルで「あの一球」は内角低め、ストライクとボールの境目くらいの要求で、

「その低めに投げられない山口のコントロールの悪さ」を

牛島氏は、危険球前から指摘していました。

 

そんな課題を持っている投手を、抑えに起用し続けるしかなかったベイスターズですから、

「危ない球を投げるんじゃなくて、大人しく負け続けろ」と言われるまでもなく

 

放っておいても技術で劣る分、負けるときには負けるのだ、ということに、

 

ファンであろうとなかろうと、気づいておいた方がいいです。

 

 

どう考えても、今が最下位脱出を、チームレベルで語り続けられるチームではない。

 

 

ただ、中畑監督が

球団を代表してお詫びコメントをすぐに出すあたりに、

救いがあると思いたい。

 

勝負師としては、甘いと思うのですが、

 

勝ち負けより大事なものがあるということに気付いてこそ、

勝利の大事さに気付ける部分もある、と信じておきたいものです。

 

ともかく、勝っても余韻に浸ることもできないくらい流れが悪い広島戦では、

今後も禊が要されると覚悟せねばならないでしょう。

 

他の方も仰っていますが、

広島戦の生観戦こそが、今、一番、

ベイスターズファンとしては、怖いし、やりづらいです。

 

今月後半のマツダスタジアム、生観戦の予定を立てているのですが、

 

せっかくなので、3塁側内野で見たいと思っていたところ、

チケット取っていなかったのが幸い、といえば、幸いになってしまいそうです。

 

ビジター応援席に逃げ込んだ方が、ベイスターズファンとしては、

精神的に楽かなと、思っています。

 

 

 

本当は、生の野球観戦にこそ、醍醐味があって、楽しいものなのにねえ。

 

どうしてなんだか、ねぇ・・・・・・。

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