横浜DB物語 第95話「藤田の幻影」
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2012年08月11日 21:53 visibility114
横浜DB9-2中日(甲府)
甲府に来ると強いらしいベイスターズ。
その中でも、6月までいた旧#23、藤田一也は
「甲府の神様」と呼ばれるほどで
ある年などは、5打数5安打とか、めちゃくちゃな活躍ぶりであった。
だが、その彼がいない。
ところが、引き継いだ現#23内村は
山梨の高校にいたとかで
系譜を受け継ぐかと思われたが、
出身選手であった中日の高橋周平選手の同点弾で
彼が持っているのか、と思った。
そもそもその前の初回、一死一塁からの内野ゴロ併殺が
またも、またも、一塁塁審による「誤審」でセーフ扱いとなり、
そのあとの森野選手の右中間安打で
荒波ー内村ー本塁憤死が叶わなかったら、
また憤慨するところでありました。
試合は6回、
内村をきっかけにチャンスをつかむと、
この日から一軍再合流の筒香がセカンドオーバーのタイムリーで
内村が生還して勝ち越し。
その回、後藤の3ランが出て試合のペースを握りました。
国吉は粘ったというか、
中盤が良かったようなので、
7イニング2失点。
難しい当たりも、渡辺直人のファインプレーなどに助けられた。
打線は牛島氏言うところの
「4・5・6回をきっちり抑えた流れを作ったからこその打線爆発」で、
6回のみならず、7回にもネルソン投手などを責め、
相手エラーなどにも助けられて、ダメ押しの4得点。
思わぬ大差での勝利も、
藤田の涙雨とでも言うべき、降りしきる中、
継承者の内村が勝ち越しのホームを踏み、
復活の筒香が4の4、2打点。
国吉にようやく今季2勝目が付いた。
甲府の神様はベイスターズに微笑んでくださる流れを
作ってくださるようです。
ファインプレーが渡辺で、
決勝ホームインが内村で、
決勝打が筒香でどこかで見たような4打数4安打の大爆発で、
その筒香の高校の先輩、後藤が試合を決定づける3ラン。
そして国吉の両目がようやく開いたという、
流れができすぎのようではありますが、
神様が宿ってくださった1勝に、
どうしても、藤田一也が残していった魂というか、
その影を追いすぎて、藤田が宿ったな、という印象の深い試合っぷりでありました。
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