「ホーム全敗、ビジター五分」の怪

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    2013年06月04日 22:44 visibility134

ここ8試合、交流戦の折り返しは

2勝6敗。

トータルでも5勝11敗。

という数字のことではなく、

今季を象徴する、ホームで弱く、ビジターで抵抗する、という

典型的な試合運びに終わってしまった。

ハマスタ4連戦の対ロッテ、対西武、この首都圏シリーズと称したイベントを

全敗で終わるという大恥に、

ここで例年のペースに乗っちまったなと覚悟したのですが、

何故かその後の対楽天Kスタ、対日ハム旭川で

ビジターなのにいずれも1勝1敗で乗り切るという怪現象。

今季はそもそも現時点でも

ホームで借金7なのに、ビジターで借金1という状況で、

こんなチームはセでは横浜のみ。

パでもビジターで5割越えはロッテと楽天のみです。

 

どういうチームなのでしょう?

 

ただ、開幕前に、私見では「ホームで5割近くいけば最下位脱出の可能性も出てくる」

と書いたのですよね。

実際は逆です。なぜビジターで勝って、ホームで勝てない?

それを象徴するこの8試合のポイントだけ羅列。

 

対ロッテ① 頼みの藤井がKO

対ロッテ② またしても三嶋奮闘虚し

対西武① 菊池雄星を打てず、ブランコぶつけられる 

対西武② 鄭で善戦も延長ソーサが打たれて負け

対楽天③ 井納KOで二軍落ち

対楽天④ 藤井粘投も、9回山口ひやひや

対日本ハム③ 久々打線爆発 三嶋初勝利、宮崎爆発

対日本ハム④ 神内KO 梶谷またも基本的ミス

 

この前に石川二軍落ちがありました。

また、この8試合のうちに、金城が1番に入るようになり、

宮崎がプチ活躍、山崎が反撃機を除けばスタメンショートに定着。

一方でブランコが一時離脱でラミレスのDH起用が難しくなったり、

ノリを休養させたりもありました。

また、黒羽根が復帰し、ようやく捕手3人体制になりました。

投手では、うちの菊地や、神内が昇格、山口が復帰、

王溢正が契約解除、コーコラン投手と契約(また右投手か!)という具合でした。

 

そんな中で感じますのは、

ホームに来ると他球団以上にベイの選手たちは安心しちまう癖でもついているのだろう。

金城や多村のようなベテラン野手陣、三浦のような投手陣とは違って、

本当に、成績と比例、反比例含めて、

生え抜き若手どころについて、化けの皮がはがれた、と言ってもいいのではないかと。

 

名前をあえて挙げれば、

山口、高崎、石川、梶谷。

若手から中堅どころに上げていくについて、

この4名の持つ悪運というか、悪い流れ。これは絶たねばならないだろう。

トレードというわけではないが、

山口の意識に見る「自分以外に抑えはいないだろう」という能力過信からくる慢心も、

高崎に見る「勝てないのは野手が打てないから」という責任転嫁意識の芽生えからくる

不用意な失点の連続も、

石川に見る「試合に出られてなんぼ、出なかったらダメ」という、

控え選手の強い意識欠如、高すぎるプライドという大問題も、

梶谷に見える異常な失敗っぷりも、

他から見れば「所詮は最下位チームの主力として、競争を勝ち抜いたわけではなく、ただ人がいないから試合に出られる部分」に、どこかで慣らされたから、だと見たほうがいい。

梶谷についてはその典型で、昨年期待をかけすぎたところもあるが、

渡辺直人の負傷からくる出番なかったことや藤田のトレード、石川の二塁転身で巡ってきていた「ほかに人がいない」を勘違いしてしまった結果、1割7分程度で1年乗り切ってしまって応援しすぎたところはあるのかもしれない。僕など完全にだまされたクチですので。

高崎は今年になって気持ちが切れたタイプだが、改めてシーズン前の三浦の言葉「誰もやらないなら俺がやります」とか思い出したほうがいいよね。

石川は打ってなんぼでしかなく、もはや守りは今の山崎と比べると、雲泥の差で劣っていると思わされてしまう。

山口は前から書いている通りで数字ではなく、不安定さが4年以上続いているので、人がいるなら替えたほうがいいだろうと。彼は制球の悪さが致命的ですのでね。

少なくてもこの4名の応援の仕方を少ししくじったかと。親が子を育てるときに、甘やかしたかなと。高崎はちょっと違うところがあるのだが、それでもこのところの気持ちの切れ方は気になる。

悪い膿を出し続けてきたが、暗黒時代のここ5年しか経験してきていない若い選手の、あきらめの良さのようなものは、悪運となって蓄積してしまっているのだろうか。

だから昨日のような無死満塁で、どこかのWBCにおける内川某の暴走をさらに劣化させた梶谷の走塁ミスが生まれたり、その時に投げていたのがまたも、無援護投球の典型である高崎だったりするわけで・・・・・・。

とかく彼らが悪いわけではないが、ここまで来るなら、自らも含めて身を清めるくらいの感じでいないと、最下位からは立ち上がれないべ、な。

きっちりとした叱咤激励をしながら、残り交流戦を戦えれば、

残り8試合、3つないしは4つ、勝てると思うのだがなあ。

 

それでも、交流戦、予想より悪い。

投手陣はよくやっているが、もはや限界だろうなと思う。

三嶋をつぶさないように。

 

ホークス戦は、勝たないと悔しい。奴を見返すんだ。

 

残り90試合で、58勝まで、あと35勝。

借金20ペース?

 

セントラル各球団の、立て直し次第だな。

 

もう一度秋山監督に、トレード打診してみてはいかが?投手くださいと。

 

 

 

 

ホーム4戦、ビジター4戦だからな。

5勝以上、本当はしたいものだ。

 

 

最後に、ここ8戦で、中継全部見ていませんが、

日本ハム戦の解説だった水上善雄氏の解説は、

ひいき性を除けば平易で、非常に好感が持てたことを述べておきます。

ああいう解説がいいですよ。

 

 

 

 

 

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