う〜む。

清水エスパルス。一時J1下位に低迷したが、長谷川監督になって復活して来た。
前線にチョ・ジェジン、フェルナンジーニョ（昨年はマルキーニョス）という強く、速いノッポとチビッココンビを配し、中盤に藤本、兵藤、伊藤テル、枝村というタレントをそろえ、ＧＫは代表合宿にも選ばれた西部。そしてＣＢに将来日本Ａ代表の中核なりうる青山。　
これらの面子を長谷川監督が徹底的に鍛えたのが今のエスパルスである。Ｊリーグのどのチームと闘っても無様な試合はしないし、相手にとって非常に手ごわいチームとなった。

一方の甲府。開幕後しばらくは得点が取れず勝ち点も伸びなかったが、「相手がどこでも同じサッカーをする」という大木タケシ監督の強い信念の元、今年も小瀬では甲府劇場でサポーター、サッカーファンを大変楽しませてくれている。

この好チーム同士の戦い、非常に楽しみにＴＶの前で待っていたのだが、結果は「う〜む」。

９０分闘って０−０だったこともある、贔屓の甲府が小瀬で勝てなかったこともある、清水がカウンター狙いの戦術をとったため期待していた両チームの中盤でのせめぎあいが見られなかったこともある。でも、一番の理由は甲府のパス回しが期待していた程できなかったこと。もちろんタレントの揃った清水が対策を立ててきたら早々思い通りに行くものではないけれど。

甲府は来週は調子の出てきた鹿島とナビスコでホーム（水曜）、リーグでアウェイ（土曜）と２連戦。ここまで守備で活躍して来たマッスー（増嶋）がリーグ戦では出場停止でもあり、厳しい戦いになるだろう。でも勝っても負けても甲府らしくあって欲しい。

行け、タケシ軍団、である。