なんと言っても藤本淳吾
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kuni
2006年03月13日 23:42 visibility133
なんと言ってもこの日は清水の新10番、藤本淳吾に尽きます。
試合開始直後は名古屋に攻め込まれましたが、6分の藤本のゴール(もちろんJでの初ゴール、そして今年の清水ホーム戦初ゴール)で状況ががらりと変わりました。
左サイドからエリア内のジェジンに浮き玉でパス。ジェジンが振り向いてシュートか?と思ったら藤本に返す。「ジェジン、打たないのかよ!」と思ったところ藤本が左足一閃。逆サイドネットに突き刺さるようなミドル。いやー、いいもの見た。出来すぎ。
藤本はそのあとも広い視野と正確なパスでチャンスメイク。タイプ的には桐光学園高校の先輩で同じポジションの中村俊輔と比較されるそうですが、なるほどねって感じです。大げさではなくて彼を見る為だけにスタジアムに足を運ぶ価値はありますね、これは(全ての試合でいい保証はないですが)。清水の10番に相応しい選手だと思いますし、もちろんこれからもっとよくなるでしょう。このまま伸びれば代表入りもそう遠い未来のことではないと思います。
で、先制で勢いづいた清水は32分に追加点。バックパスを躊躇していた有村からマルキーニョスがボールを掻っさらってGK川島と1対1。股を通そうとしたシュートは川島に止められるものの、こぼれ玉をジェジンが詰めてゴール。マルキは甲府戦ではあまり調子よくなさそうでしたし、名古屋戦もシュートを外したりとらしくないと言えばらしくないのですが、前線からの守備などチームに十分に貢献してくれていると思います。あとはゴールだけでしょうけど、それも近いでしょう。ジェジンはやはり調子がいいのでしょう。調子がよく本来の力が出せればこれからも期待できそう。
しかし、この日の清水は前がいいだけでなくて本当にチーム全体がいい感じでした。シーズンオフにあまり派手な補強をしませんでしたが、それでよかったのかも。リーグ戦終盤と天皇杯でいいチームが出来ていたと自信があったのでしょう。
まだ2試合目なのであれこれ考えるのは時期尚早かもしれませんが、それでも最近の出来を考えれば淡い期待を抱いてしまいます。勝ち点50で5位以内というのは決して無茶なことではないかも。あとはチャンスでもっとしっかり決めるとか、細かいミスをなくすとか。そうすればもっとよくなるでしょう。
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