今ごろだけど、EURO2008開催前に思ってたこと

サッカー好きならなにか大会があると、その前に自分でどのチームが勝ち上がるか、誰がブレークするか、などなど考えるものじゃないだろうか。すくなくとも僕は頭の中で妄想シュミレーションしてしまうので、それを書いてみたい。

グループA
上がるのはポルトガルとチェコ。特にポルトガルは優勝候補の一つだと思う。ポルトガルの長年の課題であるFWに優秀な者は出てこないが、それでもチームの得点力は高い。チェコはロシツキーがいないのが痛いが、監督ブリュックナーのもと、さまざまな戦術が採れる強みもあるし、個人の能力をみても、スイス、トルコより上だろう。

グループB
ドイツ、クロアチアが抜けるだろう。TVや雑誌ではドイツを優勝候補に挙げる人が多いけれど、個人的にはドイツはないと思う。FWの層は厚いが、CB、SBといったディフェンス陣に難があるだろう。クロアチアは戦術的に試合を進められる上に、個人の能力も皆高い。今大会ダークホースが出るならクロアチアじゃないかと思っている。ポーランド、オーストリアは競馬で言えば三馬身差以上差がついているだろう。

グループC
抽選会後すぐに話題になった死のグループ。アズーリファンとしてはイタリア優勝を願っているのだけど、現実を考えるとネスタ、トッティが代表から降りて、大会直前にカンナバーロが怪我を負って出場不可能となった今、優勝候補どころかこのグループを抜けるのも高いハードルではないか。個人的にドナドーニの戦術はアズーリには向いていないとも思っているし。フランスもどうなのだろう。超ベテランと若手が主体で、20代中盤の選手として一番おいしい年齢にいい選手がいないのがどう出るか。チームのゲーム運びがアンバランスにならないか。オランダは伝統的なウィングを張るサッカーをやめて現代的なサッカーをし始めている。選手層も厚い。ルーマニアもムトゥ、キブ、ニクラエ、コントラ、ロボッツと各ポジションに優れた選手がいて骨格がしっかりしている。
どの国が出てきても何の不思議もないが、予想するなら願望込みでイタリアとオランダ。

グループD
スペインが1カ国抜けているはずだが、心配な点があるとすればギリシャ、ロシア、スウェーデンの3カ国が特に高さのある国であること。高さ対策がしっかりしていれば問題なくスペインが上がるだろう。あとの1チームは、ギリシャに4年前のような守備力があればギリシャ、故障の多いエース、ズラタン・イブラヒモビッチが活躍で切ればスウェーデン。このどちらかの国が抜けるだろう。ヒディンク監督をもってしても今のロシアは力が足りないのではないか。

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優勝候補を挙げれば、本命ポルトガル、対抗オランダ、穴クロアチア、願望イタリア、という感じかな。守備、攻撃、戦術などよりも、すべての場面でスピードのある国がこの大会は強いのではないかと思う。様々なフォーメーションも出尽くしたと言えそうな現代サッカー、1分単位の場面場面に応じて最もスピーディーに判断も身体も動けそうな国が優勝するのではないかと思っている。その観点からドイツ、フランスは優勝はないと考えた。願望としてイタリアに勝ち上がってほしいけど、前述した観点からは難しいだろうなぁ…