組織力ありきの個の力

  • レキ
    2006年06月22日 21:36 visibility70


クリスティアーノ・ロナウド、デコ、やイエローを持った選手を温存したポルトガル代表。

これは的確な判断だったろう。それにしてもポルトガル代表の23人はタレントぞろいだ。

 

開始直後はメキシコ代表の動きがよく、軽快にボールをまわしていた。

 

けど、それは6分のマニシェの先取点で変わった。
先取点以降はポルトガル代表が生き生きとし、メキシコの選手たちの足が止まり気味に。

まだ16強を決めていないメキシコは先取点を奪われたことで、精神的安定を一時的に欠いたのかもしれない。

 

ポルトガルの流れのままに、エリア内のマルケスのハンドでPKを獲得。はずすことなく追加点。
メキシコは1次リーグを抜けられるかどうかという緊張感のある中の試合にもかかわらず、マルケスは明らかに故意にボールを手に当てていた。これはキャプテンがやってはいけないプレーだろう。

 

徐々にリズムを取り戻したメキシコは、前半のうちに2−1とCKから1点返し自力での16強への道をつないだ。

 

後半になるとメキシコがリズムよくボールをまわしながら人も動いてゲームを支配した。
ただ、57分に得たPKをはずしたのがメキシコとしては結果からみても痛かった。

 

61分には退場者を出してしまうが、数的不利を感じさせずボールを支配したが得点にはいたらず。
ほぼ互角の試合ながら前半からスコアは動かず、2−1のままポルトガルが勝利。

 

両チームともボールを確実にパスでつなぎ人も連動して組織的に動く。そこからゲームのリズムをつかんでいくというプレースタイルは似たところがあると思う。その上で、

メキシコは相手の持つボールへの寄せの速さと上手さがあり、奪取する場面も多く見られた。

ポルトガルは良いパスワークの上に個人技で突破を図ることもできるのが強みで、組織力の上に個の力で勝るポルトガルがメキシコより1枚上手だったようだ。

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