なんていう夕刊一面なんだ…

帰宅して、夕刊の一面を見た。唖然だ。
サッカー関連の記事でもこんなニュースで一面に書かれるなんて。

イタリア・シチリア島のカターニアで２日行われた、セリエAのカターニアVSパレルモ戦で、競技場外で起きた暴動を鎮圧しようとした警察官が顔に爆竹を投げ付けられ、死亡した。

この事件を受け、イタリアサッカー協会は3,4日に開催予定の国内公式戦をすべて中止すると発表した。「抜本的な対策なしには再出発できない。1節の中止では不十分だ」とし協会のパンカリ代表はと述べ、無期限の停止も示唆した。
カターニャのプルビレンティ会長は3日、暴動が起きたことを受け辞意を表明した。

さらに7日の国際親善試合、イタリアVSルーマニア戦も中止が決定。協会は5日に政府関係者と話し合い、対策を協議する。
イタリア・オリンピック委員会も臨時会議を開くことになった。

小さなことだけど、これらサッカー関連団体の対応の速さは評価できる。

この事件を未然に防ぐ方法はなかったのか、当然その点の検討は必要だろう。ただカターニアとパレルモは、ともにシチリア島のチームでサポーター間の敵対意識が強いのはもともと知られていて、安全のため両サポーターの入場時間をずらすなどの策はとられていたようだ。もちろんそれだけでは対策が不十分だったわけだが。

ただ、こういう暴動を起こす連中はもともとがサポーターにかこつけた悪質な集団であって、普通にサッカーを観戦に来ている堅気の人間たちではない。ちょっとした発端があれば、騒ぎを起こしたい、うっぷんを晴らすのにサッカーを利用しているだけで、彼らのような人間をどう扱うのか、対策をたてるのは容易ではないだろう。