何で橋本は昇格しないの?疑問を通り越し怒りを覚える (`ヘ´#)
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舎人
2011年04月11日 04:20 visibility1064
試合経過
別立てで橋本の話と原監督の選手起用の方針について話します。土曜日の試合、橋本がまたもマルチヒットを放ちました。なんとイースタンリーグが開幕して14試合で8試合がマルチヒットです。これで打率が.412まで上がり、イースタンリーグの首位打者に躍り出たのですが、今年の橋本はそれだけではありません。本塁打はまだないものの、二塁打三塁打が7つとリーグでダントツなのです。さらに四球もリーグトップの11です。したがって打率がトップであるばかりでなく、長打率もリーグトップ、出塁率もリーグトップなのです。昨年は14試合が終わった段階で打率.224と低迷していました。マルチヒットも2度しかなかったのです。それに比べれば、いかに今シーズンが充実しているかが分かります。気持ち打つポイントが前になった気がしますが、これは高いレベルで毎試合微調整をしているのでしょう。2週間前に見た時は2番という打順にやや迷いがあると心配していたのですが、そんなことはなかったようです。流しても良し、引っ張っても良し、なんで一軍で使われないのか理解に苦しむ能力を発揮しています。発売中の「野球小僧 世界野球選手名鑑2011」で橋本はこんな風に紹介されています。
このお節介アドバイスは全く私も同感です。一向に昇格の話が出てこない所に原監督の柔軟性を失った起用方針を感じてしまいます。今回松本がファーム落ちしましたが、その代わりに昇格したのは紺田でした。紺田は良いバッターだと思いますが、何が理由で昇格が決まったのでしょう?私が記憶している限り、この一か月さしたる活躍はしていませんし、ファームの試合にも出場していません。橋本にしてみれば、これだけファームで結果を残しても昇格させてもらえず、昇格したのはファームで何のアピールもしていない紺田では、ファームは存在理由が分かりませんし、橋本本人も納得いかないと思います。橋本と同様に頑張っている加治前もそうです。開幕一軍の外野手の面々はラミレス、長野、谷、鈴木、高橋、紺田と決まりましたが、加治前はどうしたらこの一か月間何も活躍していない谷に勝つことができるのかと思ってしまっていることでしょう。
先日話した捕手の話と同じで、今の巨人は能力に沿った起用がされているとはとても思えません。選手の起用や抜擢の基準が実力本位ではなく、実績本位なのか、それとも原監督独自のものがあるのか我々ファンに伝わってこないのです。このあたりをはっきりしておかないと選手のモチベーションの低下につながります。そうでなくてもチームは育成制度によって選手が増え続けているのです。今のようなファーム無視の選手起用をしていたら、育成制度は失敗するでしょうし、ファームの存在意義が有名無実化してしまいます。選手を取っても、起用はベテランや移籍組中心では、若手選手を保有するのを最低限度にした方がましということです。選手を取るからには取っただけの責任が球団にはあるのです。どうも、清武さんの理想と原監督の方針が噛み合っていないのではないか?なんだか原監督からはペナントレースに対する焦りばかりが伝わってきます。その焦りが若手の抜擢を消極的にさせ、計算できるベテラン中心の起用につながっている気がします。
せめて、選手の起用や抜擢の基準をハッキリとして欲しいと切に思います。そうしないと頑張っている若手選手たちが不憫でなりません。かつてナガシマ監督は選手の起用や抜擢の基準をという表現で説明していました。常人には全く理解できないナガシマさんにしか分からないスタンダードでした。その理不尽さにどれだけ多くの選手たちがやる気を失ったかを思い出して欲しいです。原監督は第二のナガシマさんにならないで欲しい!
動画は土曜日の試合の橋本のマルチヒットです。この選手を一軍で試さないのは野球人として罪だと思います。橋本は被災地仙台の出身です。実力的にも話題性からも今こそが正に抜擢の旬なのです。巨人としても復興のシンボルとして今こそ橋本を売り出すべきだと私は思います。これで橋本を使わなかったらイチローの実力を見抜けなかった(見抜いていたとしても起用する勇気を持てなかった)土井さんのような嘲笑が原監督に向けられることと思います!
橋本到マルチヒット!2011年4月9日
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